Xiaomi「スマホCPUの自社開発」本格化、低価格ハイエンドを皮切りに3nmプロセスも視野へ


iPhoneやGalaxy、そしてHuaweiのような独自路線をXiaomiが本格化させます。詳細は以下から。

◆Xiaomi「独自開発プロセッサ」に本腰
中国メディア「IThome」の報道によると、Xiaomiが携帯電話部門の傘下にチッププラットフォーム部門を設立したそうです。

責任者にはクアルコムで製品マーケティングのシニアディレクターを務めた秦沐雲氏を起用したとのこと。

機種に応じてSnapdragonおよびDimensityを使い分けてきたXiaomiですが、スマホに自社開発プロセッサを搭載する姿勢を明確にしたことになります。

◆独自チップで差別化を進めてきたXiaomi
なお、Xiaomiは画像処理や電源管理、急速充電向けの専用チップを相次いで開発。

先日発売されたPOCO F7 Ultraはゲームや動画視聴時の画質を向上させたグラフィック専用のチップセット「VisionBoost D7」を備えることで差別化を図っています。

さらに、まもなく発表される「Xiaomi 15S Pro」ではSnapdragon 8 Gen 2とGen 3の間の処理能力を実現した初の高性能独自プロセッサを搭載。

Arm Cortex-X925(3.2GHz)×1、A725(2.6GHz)×3、A520(2.0GHz)×4の8コアCPUと「PowerVR」で知られるImagination Technologies製のGPUを組み合わせ、成熟したTSMCの4nmプロセス「N4P」で製造することによってコストと処理能力のバランスを取っています。

中国の衛星テレビが3nmプロセスも視野に入れていると報じるなど、エントリーでなくハイエンドモデルでプロセッサの自社開発に力を入れていることがうかがえるXiaomi。

最先端プロセスを起用すればそれだけ製造コストが上がってしまいますが、AppleやHuaweiのように同じプロセッサを複数のモデルに採用することで引き下げるつもりなのでしょうか。

 

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