「価格と性能のバランスを高い水準で取りたい」というニーズに応えてくれる新たなアプローチが、思いのほか早く実現するようです。詳細は以下から。
◆Snapdragon 8 Elite 2の低価格版を搭載したスマホ、年内に登場へ
最新スマホや最先端の半導体事情について、確度の高いリーク情報を提供するDigital Chat Station（DCS）氏によると、かねてから報じられていた廉価版Snapdragon 8 Elite 2こと「SM8845」搭載スマホは2025年末に投入されるそうです。
SM8845はSnapdragon 8 Elite 2（SM8850）と同じTSMC最先端のN3Pプロセスで製造され、現時点での処理能力は『Snapdragon 8 Eliteと同等』とのこと。
最適化で処理能力が向上する余地があるかどうかは未定ですが「バッテリー容量が非常に大きくなる」とされています。
◆現行のSnapdragon 8 Eliteスマホより電池持ちが改善
なお、ここで押さえておきたいのが「廉価版Snapdragon 8 Elite 2はSnapdragon 8 Elite 2と同じエネルギー効率を実現している」という点。
処理能力こそオリジナルのSnapdragon 8 Elite 2を下回る一方、TSMCの最先端プロセスで製造されることでSnapdragon 8 Eliteより低い消費電力で高いパフォーマンスを得られるのが特徴です。
7000～8000mAhクラスとみられる大容量バッテリーと組み合わせることで、現行のフラッグシップスマホより明確に電池持ちが改善する廉価版Snapdragon 8 Elite 2搭載スマホ。
ただ本体価格を引き下げるだけでなく、カメラの画質も引き上げた高性能すぎるXiaomiの格安スマホ「POCO F7 Ultra」のようなアプローチを期待したいところです。
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