テレビなどで流れる北朝鮮のニュース番組で非常に多く登場することでおなじみの名物アナウンサーが同国の国営テレビから姿を消していることが明らかになりました。
詳細は以下から。
北朝鮮看板アナ、姿消す 国営テレビから50日以上 - 47NEWS(よんななニュース)
共同通信社の報道によると、北朝鮮の国営朝鮮中央テレビで金正日総書記の動静などの重要報道を担当する女性アナウンサー、リ・チュンヒ(リ・チュニ)氏が10月19日の出演を最後に同テレビに出演していないことが「ラヂオプレス(RP)」によって明かされたそうです。
リ・チュンヒ氏は暖色系のチマ・チョゴリ(民族衣装)を着て力強い口調でニュースを読み上げることで知られる名物アナウンサーで、現在68歳。北朝鮮のアナウンサーとしては最高位にあたる「人民放送員」の称号を与えられていますが、これほど長期にわたって姿を見せないのは異例とされています。
実際のニュース番組。独特の言い回しによって、やけに頭に残るのが特徴です。
ちなみに今回、同氏がテレビに登場していないことを報じたラヂオプレス(RP)は、主に旧共産圏のラジオやテレビ放送を翻訳して作成した記事を報道機関や官庁に配信する通信社。1946年に外務省所管の財団法人として独立し、その歴史は65年にのぼります。