さすがビール王国、やることが違います。詳細は以下から。
この世にアンダーグラウンドな野外フェスはいくらでもありますが、地下にビール用のパイプラインを建設するのは世界初ではないでしょうか?
ドイツ北部のシュレースヴィヒ=ホルシュタイン州ヴァッケンで開催されるヘヴィメタルの野外フェスティバル「ヴァッケン・オープン・エア」は1990年に始まった由緒あるフェス。最初は小規模なものでしたが、現在では7万5000人の観客を集め、100組以上のバンドが出演する世界最大級のメタル・フェスティバルとして知られています。
Incredible discovery in WACKEN! - YouTube
そんなヴァッケン・オープン・エアでは今年8月の開催に向けて急ピッチでビール用パイプラインの建設が行われています。その距離はなんと7kmにも及び、期間中に40万リットルのビールを供給する予定とのこと。なお、平均的なメタルヘッズはフェス期間中にひとり当たり5.1リットルのビールを飲み干すとのこと。
ただし、フェスのスポークスウーマンのFrederike Arnsさんによると、このパイプラインの目的は美味しいビールを素早く供給することに加え、大量のビールを輸送するために発生する交通量を減らし、会場の草地を保護するためのものでもあります。
一見大袈裟に見えるかも知れませんが、40万リットルという量が25mプール1杯分よりも多いと考えると、その分のビール容器を運搬するためにはかなりのトラックが必要となります。居酒屋などでのバイト経験のある人にはピンとくるかもしれませんが、移し替えるのもかなりの重労働になります。
フェスの規模とメタルヘッズのビール消費量を考えると、実は極めて合理的な選択なのかもしれません。
A Four-Mile Beer Pipeline Is Coming to This German Heavy Metal Festival - Eater
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