先日、4年連続で最終赤字に陥る公算が大きいことが明かされた日本最後の液晶メーカー・ジャパンディスプレイが、台湾ないし中国勢の傘下となる可能性が浮上しました。詳細は以下から。
台湾メディア「DIGITIMES」の報道によると、ジャパンディスプレイの買収を巡って、中国のBOE Technologyと台湾のFoxconn Electronicsが火花を散らしているそうです。
ジャパンディスプレイは2019年に有機ELパネルの量産にこぎつけるため、2000億円の資金調達を目指しているのが現状。
Foxconnは傘下となったシャープのディスプレイ技術を組み合わせることで、ジャパンディスプレイを収益が出せる会社にすることを検討しているほか、Appleへの有機ELパネルサプライヤーを目指すBOEは、有機EL関連の技術を求めているとされています。
日立、東芝、ソニーの液晶事業を分離して立ち上げられたジャパンディスプレイ。もしFoxconnの傘下になるのであれば、かつて隆盛を誇った日本の家電メーカー各社の液晶事業が台湾企業によって一つになります。
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