これこそが本当の優しさというものなのかもしれません。詳細は以下から。
30歳ニート男性が両親から訴えられた挙句に裁判所からは自宅から退去するように命じられるという、人によっては悪夢としか言いようのない事案が発生しました。
アメリカ合衆国ニューヨーク州のシラキュースの郊外に住むRotondo夫妻。彼らの悩みは8年前に失業して自宅に戻った30歳ニートの息子でした。
父親のMarkさんと母親のChristinaさんは息子のMichaelに金銭などの必要な援助をするからこの家から出て行くようにと2月から5通に渡って手紙を渡しましたが、Michaelがこれを無視したため、やむなくニューヨーク州最高裁に提訴しました。
2月2日に出された手紙はこのような内容でした。
Michael
母さんと話したんだが、お前はすぐにこの家を出なくてはならない。14日以内だ。もう戻ってきちゃいかん。この決定を遂行するために父さんたちはどんな手段でも取るつもりだ。
Mark and Christina Rotondo
これでも無反応な息子に対して両親はさらに手紙を書きましたが、その一節は恐らくはMichaelにとって非常に耳の痛いものでした。
お前のようにろくな職歴のない人間にも仕事はあるんだからそれを見つけろ。働け!
当然のようにMichaelはヘソを曲げて無視を決め込みます。そして上述のように法定に引きずり出されるハメになりました。
30-year-old evicted from parents' house in CNY - YouTube
しかしそこでMichaelは自分にはあと6ヶ月あの家に留まる権利があるとぶち上げたのです。
Michaelの主張を黙って聞いていたGreenwood判事はさすがにその要求を「言語道断!」とぶった切りますが、Michaelは「そっちの言ってることが言語道断だ!」と逆ギレ。
Greenwood判事はそれでも我慢強くMichaelに両親と直接話すように説得しましたがMichaelは頑としてこれを拒否。この騒ぎを聞きつけた取材陣にまだ家を離れる準備ができていないと言い訳を垂れた上で控訴すると息巻いています。
取材に答えた後、Michaelは両親の家に帰っていったということです。
日本人からすれば、いくら息子が30歳ニートだからといって厳しすぎると感じるかもしれませんが、これがアメリカ流の両親の愛と優しさということなのかもしれません。
ですが昨今の銃乱射事件などを見るに、この件が不幸な事件に結びつかないことをまずは祈らずにはいられません。
Judge praises 30-year-old son's legal research, boots him from parents' house anyway _ syracuse.com
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