「iPhone 15 Pro Max」致命的な品薄か、主要部品の歩留まり問題でiPhone 15 Proに生産リソースを奪われるおそれも

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「ただでさえ今までで一番高いのに、大枚はたいても手に入らない」

そんな未来が待ち受けているかもしれません。詳細は以下から。

半導体や有機ELなどの情勢に詳しい韓国メディア「The Elec」の報道によると、iPhone 15シリーズのディスプレイを受注した3社の中で、Samsungのみがまともに製造にこぎ着けている状況だそうです。

これは「iPhone 15」「iPhone 15 Plus」向けパネルを受注したBOEが「Dynamic Island」の実装にあたって光漏れを起こすなど十分な品質を実現できておらず、年内にAppleから生産の承認を受けられない見通しであることを受けたもの。

「iPhone 15 Pro」「iPhone 15 Pro Max」向けパネルの一部を受注したLGもPro向けのみ条件付き承認が下りたばかりで、Pro Max向けは承認されておらず、SamsungがiPhone 15シリーズ全機種の不足分を穴埋めすることになるとみられています。

また、iPhone 15 Pro Maxに初めて搭載されるペリスコープカメラも「歩留まり（良品率）」の低さが懸念されているのが現状。相次ぐ主要部品の生産問題で品薄が避けられない状況となりつつあります。

全体の50～60％を占めるProシリーズの売り上げを維持すべく、iPhone 15 Pro増産のために生産リソースを奪われる可能性すら浮上してきたiPhone 15 Pro Max。

わずか1.5mmの極薄ベゼル、すべてのAndroidスマホを過去にするApple A17、高倍率のズームを実現するペリスコープカメラ、高級感あふれるボディなどなど、あらゆる贅を尽くしたラグジュアリーな1台をめぐる争奪戦が迫りつつあります。