史上最薄ボディや耐久性の高いヒンジなどを搭載して鳴り物入りで登場したGoogleの折りたたみスマホ「Pixel Fold」。
どうやらGoogleは本気で競合を圧倒するつもりのようです。詳細は以下から。
欧州特許庁(EPO)が公開したデータによると、Googleが8月2日に「アンダーディスプレイカメラのシステムおよび装置」という新たな特許を取得したそうです。
確認された特許「EP4218225」は、画面上の2つの部分を使って、通過する光を遮ったり歪ませたりすることで画素の代わりにするというもの。ディスプレイとカメラセンサーの間に遮光素材の層を配置することで実現できるとしています。
さらに、2つの遮光部分にカラーとモノクロなど2種類のカメラセンサーを配置し、AIにより撮影した画像を結合することで、画面下カメラで撮影した写真や動画の画質を向上させられるとしています。
画面下カメラはSamsungの折りたたみスマホ「Galaxy Z Fold5」などの内部ディスプレイにも搭載されており、画質や画面の視認性などが課題とされてきました。
一方で、Googleの「Pixel Fold」は、内部ディスプレイのベゼル上に前面カメラが搭載されているため、その分画面サイズが縦に短くなる弱点がありました。
あくまで特許申請の段階のため将来的に搭載されるとは限らないものの、もし実現すればベゼルが細くなるぶん本体サイズそのままにディスプレイを大きくできるほか、前面カメラまで高画質になるため、競合するスマホに対抗する大きなアドバンテージとなりそうです。
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