単純に「古いCM」というだけでも現代とはまったく作りが違っているので楽しめるものですが、今回紹介するのは著名なアーティストたちによる名盤が発売された当時のCM集。かなり貴重な映像も多く、アーティストのファンはもちろん、まったく興味がないという人でも映像史的な楽しみ方ができるのではないでしょうか。
Flavorwire ≫ Original TV Commercials for Classic Albums
◆キャプテン・ビーフハート「Lick My Decals Off, Baby」(1970年)
1920年代の映画を彷彿とさせる雰囲気のアーティスティックな映像です。現代のCMとはかなり趣が異なっています。
Captain Beefheart & The Magic Band - Lick my decals off, baby (advertisement) - YouTube
◆ローリング・ストーンズ「山羊の頭のスープ」(1973年)
「悲しみのアンジー」と「ダンシング・ウィズ・ミスターD」の演奏を編集したTVCM。ミックのご尊顔がたっぷり楽しめます。
Rolling Stones - Goats Head Soup TV Commercial - YouTube
◆ピンク・フロイド「アニマルズ」(1977年)
アルバムジャケットと同様の工場地帯に豚が浮かんでいます。お茶の間で流れたらかなりのインパクトがありそう。
Pink Floyd "Animals" TV Commercial - YouTube
◆ブルース・スプリングスティーン「闇に吠える街」(1978年)
熱気あふれるライブをそのまま流している潔いCM。
Bruce Springsteen darkness on the edge of town LP TV ad 1978 - YouTube
◆デヴィッド・ボウイ「ロジャー (間借人)」(1979年)
アルバムに収録されている「D.J.」のPVをダイジェストバージョンにしています。
David Bowie "Lodger" album commercial - YouTube
◆ブロンディ「恋の平行線」(1979年)
尺のほとんどがデボラ・ハリーのアップで占められている、アイドル性を強調したCMです。
Blondie Parallel Lines 1979 Record Commercial - YouTube
◆エルヴィス・コステロ「ゲット・ハッピー」(1980年)
コステロ本人が教師?のように視聴者へ向けてアルバムをアピール。
Elvis Costello Commercial - 1980 - YouTube
◆マイケル・ジャクソン「スリラー」(1982年)
着せ替え人形のようにマイケルの服や背景の色が変化していくCM。時代を感じさせるテクニックです。
ORIGINAL, Michael Jackson, Thriller Record Advertisement - Very Rare - YouTube
◆マドンナ「ウルトラ・マドンナ~グレイテスト・ヒッツ」(1990年)
いかにもベスト盤のCMといった感じで、各ヒット曲のPVを矢継ぎ早に繋げています。
Madonna - The Immaculate Collection Official TV Commercial - YouTube
◆ニルヴァーナ「イン・ユーテロ」(1993年)
「メンバーが出産をしている場面」という実にふざけきったCM。
Nirvana - In Utero Commercial - YouTube
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