拡張現実(VR)を楽しむことができるヘッドマウント型ディスプレイ「PlayStation VR(PS VR)」の発売時期と価格が決定しました。詳細は以下から。
ソニー・コンピュータエンタテインメントのプレスリリースによると、同社は日本、北米、欧州、アジアでPS4向け周辺機器PlayStation VR(以下PS VR)を2016年10月からそれぞれ希望小売価格4万4980円/399ドル/399ユーロ/349ポンドで発売するそうです。
PS VR本体。
正面から見るとこんな感じ。
5.7インチ1920×RGB×1080の有機EL(視野角100度)を内蔵し、左右の目それぞれに960×RGB×1080の映像を表示可能。
HDMI、AUX、ステレオヘッドフォン端子を備え、6軸検出システム(3軸ジャイロ・3軸加速度)によって、頭の動きに合わせて映像が動きます。
映像を処理するプロセッサーユニット。PS4とPS VRを中継するための機器です。
3Dオーディオプロセッシング、ソーシャルスクリーン(ミラーリングモード/セパレートモード)、シネマティックモードに対応。ゲームだけでなく映像コンテンツも楽しめます。
背面にはHDMI TV端子、HDMI PS4端子、USB端子、HDMI端子、AUX端子を備えています。
内容物一式。VRヘッドセット、プロセッサーユニット、VRヘッドセット接続ケーブル、HDMIケーブル、USBケーブル、ステレオヘッドフォン(イヤーピース一式)、電源コード、ACアダプタがセットです。
実際の利用シーンはこんな感じ。
ヘッドセットだけでなく、PS4コントローラーやPS Move、PlayStation Cameraを組み合わせて操作も。
なかなかシュールな光景です。
なお、ソニー・コンピュータエンタテインメント代表取締役 社長 兼 グローバルCEOのアンドリュー・ハウス氏はPS VRの発表にあたって、以下のようにコメント。
2014年のGDCにて初めて“PS VR”を発表して以来、世界中のユーザーの皆様から大変大きな反響をいただいて
おります。私たちは、“PS VR”の台数を十分に確保し、バラエティ豊かなソフトウェアタイトルのラインアップと
ともに世界中の皆様にお届けするべく、2016年10月に“PS VR”を発売いたします。発売をお待ちいただいている
ユーザーの皆様には、改めて感謝申し上げますとともに、これまでにないゲーム体験を実現する“PS VR”に引き続き
ご期待ください。
すでに大手ソフトウェアメーカーからインディーズ(独立系)開発者まで、230社以上が参入表明しており、160本以上のタイトルを開発中。発売から2016年末までに50本以上のタイトルが発売予定となっています。
“PlayStation VR”公式サイト
ちなみにVRヘッドセットはメーカー各社が参入しており、「Oculus Rift」「HTC Vive」などがPS VRの競合となっていますが、いずれも9~10万円超と非常に高価なのが難点。
プレイステーション史上最速で4000万台近くを売り上げるPS4本体と、比較的手ごろな価格帯のVRヘッドセットの組み合わせで、一気に普及を狙うようです。
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