任天堂が3DSの後継機に、今までと異なるアプローチを採用するという情報が寄せられました。詳細は以下から。
Buzzap!編集部に業界関係者から寄せられたタレコミによると、任天堂は現在、「ニンテンドースイッチの携帯版」とも呼べる携帯ゲーム機を開発しているそうです。
ニンテンドースイッチは6.2インチのHD(1280×720)液晶、NVIDIAのTegra X1、4GB RAM/32GB ROM、4310mAhバッテリーで構成されたタブレットに限りなく近いゲーム機ですが、3DSの後継機もほぼ同じ構成になるとのこと。
基本的な性能はそのままに一部の仕様を簡略化し、携帯機としてダウンサイジングすることで価格を抑えた廉価版として展開するとされています。
京都新聞の記事によると、任天堂自身もニンテンドー3DSの後継機登場の可能性を否定していないほか、日経テクノロジーの記事でも3DS後継機はスイッチベースになるとされています。
君島社長は3DSについて「スイッチとは形状や重さ、価格が違い、すみ分けができる」と強調。後継機に関しても「求められるニーズやマーケットがあるので、引き続き検討している」と述べた。
なお、世界的に見て携帯ゲーム機の売り上げは衰退の一途をたどっており、2016年の売り上げはゲーム市場全体のわずか2%。スマホ、タブレット向けゲームが急速に拡大していることもあり、今後携帯ゲーム機市場が復調する気配は一切ありません。
The Global Games Market 2016 | Per Region & Segment | Newzoo
つまり今までのように互換性の一切無い据え置き機と携帯機を展開し続けることに意味は無く、今回のタレコミにあるように「スイッチのソフトをそのまま遊べる携帯ゲーム機」を作った方が合理的なわけです。
また、スイッチの普及に弾みを付けられる廉価版の展開は任天堂にとっても望ましいところ。そのため3DSで人気のポケモン、モンハン最新作などのキラータイトルと合わせて投入される可能性は十分に考えられます。
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