当日配送サービスからのヤマト運輸の撤退の決まったAmazonですが、東京23区で最短1時間での配送サービスを開始しました。詳細は以下から。
夜間配達の荷物が増加により、人手不足という現状の中で従業員の負担が激増したことを理由にヤマト運輸がAmazonの当日配送サービスから撤退することを明らかにしたのがちょうど10日ほど前のこと。
ヤマト運輸がAmazonの当日配送撤退、ネットでは理解と賞賛の声 | BUZZAP!(バザップ!)
ですが、Amazonは東京23区などの都心部に限定して最短1時間で配達するサービス「Prime Now」を大幅強化しました。これはAmazon Primeの会員向けサービスで東京23区を始めとする東京都・神奈川県・千葉県・大阪府・兵庫県の一部で注文から1時間以内に倉庫から食料品や日用品を届ける、いわば当日配送の上位互換とでもいうべきもの。
4月18日からは三越日本橋本店、マツモトキヨシ、ココカラファインと提携し、店舗にある総菜や化粧品などを最短1時間で配達する事になりました。対象となる商品は1万点余りで、現在はスマホやタブレットの専用アプリから利用できます(Amazon Primeのアカウントでのサインインが必要)。
Amazon Prime Now(プライム ナウ) - 好きな時間が選べる。1時間で届く
「Prime Now」の強化では、当日配送サービスから撤退するヤマト運輸ではなく小回りの利く複数の中小の宅配事業者に配達を委託します。また、配送料は1時間以内の配達には890円から最大1430円かかり、合計金額2500円以上から注文が可能。再配達は行いませんが、宅配ボックスや自宅玄関などへの「置き配」サービスには対応します。
Amazon Japanの永妻玲子事業部長は「品質の高いサービスを提供するには、適切な料金設定が必要だと考えて今回の料金を決めた」という極めて常識的なコメントを発表しています。
ものではないサービスには極力金を払いたがらないとされる日本人ですが、このサービスは果たして無事に根付くでしょうか?
アマゾン 最短1時間で配達するサービス 23区などで開始 _ NHKニュース
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