Photo by Arjan
日本ではお馴染みのガチャですが、ヨーロッパから見ると「ギャンブル」になってしまうようです。詳細は以下から。
スマホゲームといえばなくてはならないというレベルで実装されている「ガチャ」。日本では「コンプガチャ」は未成年が親のクレジットカードで多額の課金を行う事件などが発生して2012年に消費者庁によって禁止されましたが、「ガチャ」は今現在も主流です。
しかしヨーロッパの認識は違っていました。ベルギーの賭博委員会はゲーム「オーバーウォッチ」「スターウォーズ バトルフロント2」に実装されている日本のガチャに当たる「loot box」がギャンブルであるかどうかの調査を行っていましたが、この度「ギャンブルである」との結論を出しました。
賭博委員会は「金と依存を混ぜ合わせたものがギャンブルだ(The mixing of money and addiction is gambling)」と指摘。ベルギーのKoen Geens法務大臣も「若者にとっては、ギャンブルとゲームの混合物は精神衛生上極めて危険だ」と述べています。
Geens法相は誌との不明確なゲーム内課金の根絶を望んでおり、禁止の動きをヨーロッパ全土にまで広げたいと考えているとのこと。
家庭用ゲームソフトであれば定額購入が当たり前で、PC上のオンラインゲームも月額課金が基本とされていましたが、「ガチャ」による課金はユーザーによっては1ヶ月に数万円から数十万円を費やす場合もあります。
「ガチャ」が極めてボロい商売であることは間違いありませんが、射幸心を煽るこうした手口がどこまで許容されるべきものなのか、今後議論が広がることになりそうです。
Belgium says loot boxes are gambling, wants them banned in Europe _ PC Gamer
(Photo by Arjan)
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