【朗報】マックフライポテトの揚げ油に使われていた物質、薄毛治療にブレイクスルーをもたらす

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あまりにも意外な場所にその難問の突破口はありました。詳細は以下から。

髪の毛が後退しているのではない。私が前進しているのであるとはソフトバンクグループ株式会社の孫正義代表取締役会長兼社長が残した屈指の名言ですが、誰もが常に彼のように果敢に前進できるわけではありません。

そんな悩める衆生の抱える大問題に大きなブレイクスルーがもたらされることになりそうです。そしてこの研究をジャーナル「Biomaterials」に発表したのは日本の横浜国立大学の福田淳二教授の研究室です。

福田教授らが発見したのは、毛髪再生の鍵とされ、正常な毛包のもととなる「毛包原基(hair follicle germs)」を大量に作成する方法です。この毛包原基を培養する際の物質として酸素透過ジメチルポリシロキサンを用いたところ、マイクロウェルアレイチップ上で同時に5000もの毛包原基を作成することが可能となりました。

この特殊なシリコンが底部から酸素を透過させることが毛包原基の形成と、それに続く毛幹生成に決定的な役割を担っているとのこと。この毛包原基はハイドロゲルに封入されてヌードマウスに移植され、見事に毛が生えてきたとのこと。

この酸素透過ジメチルポリシロキサンという聞き慣れない物質はマックフライポテトを揚げる時の揚げ油に発泡や油はねを防ぐために混ぜ込まれているもの。意外な場所で全く違った用途で使われていた物質による驚くべきブレイクスルーということになりそうです。

当然ですが、マックフライポテトを大量に食べても頭にこすりつけても毛は生えてきませんので、マクドナルドに全力ダッシュする前に胸に手を当ててゆっくり深呼吸をしましょう。

福田教授は今後の人間の毛髪再生医療にとっての大きな進展であるとしており、男性型脱毛症を始めとした薄毛に悩む人々の大きな期待の星になりそう。2月16日には福田教授による「毛包の特性と毛包原基の大量作製および毛髪再生の動向」と題されたセミナーも開催されることになっています。

Practical hair regeneration technology_ Researchers develop a method for large-scale preparation of hair producing tissues -- ScienceDaily

Ingredient In McDonalds Fries Key To Curing Baldness, Researchers Find _ IFLScience

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