1万円ちょいで買える低価格に明るく見やすい大画面液晶……と、一見コストパフォーマンスが良いように思えるタブレットを紐解いてみると、思いのほか微妙でした。詳細は以下から。
まず見てもらいたいのが大手価格情報サイト「価格.com」の製品ページ。2020年11月23日現在、Lenovoのタブレット「Lenovo Tab B10」が売り上げランキング1位に輝いています。
価格.com - Lenovo Tab B10 Qualcomm Snapdragon 429・2GBメモリー・16GBフラッシュメモリー搭載 ZA4G0160JP 価格比較
本体価格1万2936円(送料込)というリーズナブルさが人気を集めたとみられる「Lenovo Tab B10」。しかしよくよく見ていくと、決して他人に薦められるスペックではありませんでした。
Lenovo Tab B10本体。発色が良く明るい10.1インチのIPS液晶を備えていますが、解像度は1280×800(HD解像度)しかなく、かなり粗い画面に。なお、この解像度では画面サイズが8インチであっても粗く感じます。
この時点で電子書籍、動画視聴、写真のビューアといった用途には向かない上に、Snapdragon 429/2GB RAM/16GB ROMと、一昔前の格安スマホ程度のスペックしかないため、ゲームプレイなども一切期待できません。
立体音響技術「ドルビーアトモス」に対応しているのはうれしいポイント。しかし画質はHD止まりで「高精細な映像と立体的なサウンド」といった楽しみ方は不可能です。
「画面が異様に粗い」「CPUが非力」「メモリが少ない」という点をちゃんと理解した上で割り切れるのであれば悪くないLenovo Tab B10。
画質を気にせずに済む子どもやシニア向け……と割り切ればなんとかなるものの、少しでもゲームをプレイしようと思うと一気に苦戦しかねないなど穴もあるため、もう少し張り込んだほうが幸せになれそうです。
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