電波が一気に減衰するため、通信エリアを構築するのが難しい水の中。
そんな状況でも高速通信を実現する技術をNTTとドコモが開発しています。詳細は以下から。
◆いつでもどこでも通信できる未来に向けた技術いろいろ
「ワイヤレスジャパン2022」のNTTおよびドコモブース。空飛ぶ基地局こと「成層圏通信(HAPS)」を用いて陸海空あらゆる場所で高速通信できるネットワーク技術を開発しており、「Sub-6」こと4.5GHz帯と「ミリ波」こと39GHz帯において、FDD方式での通信サービスを展開するようです。
ほかにも電波が大きく減衰してしまうため、高速通信を利用できなかった海中でも1Mbpsを超える「海中音響通信技術」や……
超高速通信を実現する代わりに直進性が非常に強くて建物の中にも弱いミリ波の入射角、反射角を制御できる「RIS反射板」
エリアを簡単に改善できる「置くだけアンテナ」などの技術を開発しています。
◆100Gbps超えの「6G」を実現するための技術とは?
また、6Gに必要な要素技術の有効性を評価する「6Gシミュレータ」で「テラヘルツ波(100GHz)」および「分散MIMO技術」を組み合わせたネットワークを評価することで100Gpbs超えの通信速度を達成。
さらに300GHz帯や97GHz帯といったテラヘルツ帯を用いて100Gbpsの超高速通信を100メートルの距離で実現することを目指しています。
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