先日発表されたソニーの最新フラッグシップスマホ「Xperia 1 VI」のレビューをお届けします。
「4Kディスプレイ廃止、アスペクト比変更」という大ナタが振るわれたことが注目を集めましたが、蓋を開けてみると各所が驚くほどブラッシュアップされており、まさにパーフェクトなXperiaとなっていました。詳細は以下から。
◆縦長廃止のXperia 1 VIをざっくりチェック
同社初となる1~120Hz可変リフレッシュレートの6.5インチフルHD+(2340×1080)LTPO有機ELディスプレイを搭載したXperia 1 VI。従来より解像度が下がったこと、新たな素材を採用したことで消費電力が大きく引き下げられています。
映像を作る側、観る側に合わせて色域を選ぶことができるほか、ホワイトバランスなど細かくチューニングできる点も強み。
Snapdragon 8 Gen 3や最大16GB RAM/512GB ROM、5000mAhバッテリーなどを備えた正真正銘のハイエンドモデルです。
初のベイパーチャンバー搭載で冷却性能が大幅にアップ。ディスプレイ解像度を落としたことも相まって4K動画の撮影時間が大きく伸びただけでなく、発熱を抑えてバッテリーへの悪影響を抑えつつゲームをプレイできるようになりました。
メインカメラは2層トランジスタ画素積層型センサー採用4800万画素広角で、光学2倍相当のクロップズームにも対応。3.5~7.1倍の可変光学ズームカメラ(1200万画素)、0.7倍の超広角カメラ(1200万画素)によって競合他社にない柔軟かつ高画質な光学マルチズームを実現しています。
レスポンスはこんな感じ。無理なくスイスイ動いてくれるのは好印象です。
新ユニット採用で低音域の表現力が増し、音の歪みも低減されたフルステージステレオスピーカー。左右のユニットのバランスも良く、動画やゲームなどあらゆるコンテンツを奥行きと臨場感あふれる迫力のサウンドで今まで以上に楽しめます。
音楽や動画など、シチュエーションに応じて音質を設定できるだけでなく「音質重視」「立体音響」などを自分で選ぶことも。
動画コンテンツを作る人に優しい「風ノイズ除去機能」もあります。
動画や音楽作成アプリなどもある点は、Xperia 1シリーズならではです。
◆色鮮やかなスカーレット登場、7年ぶりの攻めた赤に
SIMフリーモデルはスカーレットとカーキグリーンがラインナップ。特にスカーレットは2017年発売の「Xperia XZ Premium」を想起させるかなり攻めたカラーリングです。
カーキグリーン
カラーバリエーションは4色。キャリア向けはプラチナシルバーとブラックしかありません。
なお、Xperia 1 VIからカメラリングが本体カラーと揃えられています。
カバーはこんな感じ。
◆Xperia 1 VI
ディスプレイ:1~120Hz表示6.5インチフルHD+(2340×1080)LTPO有機EL
CPU:Snapdragon 8 Gen 3
RAM/ROM:12GB/256GB(キャリア版、SIMフリー)、12GB/512GB(SIMフリー限定)、16GB/512GB(SIMフリー限定)
背面カメラ:1200万画素超広角(16mm、F値2.2)、4800万画素広角(24mmないし48mm、F値1.9)、1200万画素望遠(85-170mm、F値2.3-3.5)、ZEISS Tコーティング
バッテリー容量:5000mAh
スピーカー:フルステージステレオスピーカー
オーディオ:3.5mmイヤホンジャック、ハイレゾ、LDAC、LEオーディオ
サイズ:74mm×162mm×8.2mm、192g
通信:Wi-Fi 6、Bluetooth 5.3
その他:タッチサンプリングレート240Hz、microSDXC対応(最大1.5TB)
・関連記事
「Xperia」消滅か、ソニー新スマホがアンダーディスプレイカメラ採用でブランドやデザインを根幹から見直す可能性 | Buzzap!
ソニー「PS5 Pro」年内投入か、販売不振や利益率低迷でゲーム事業テコ入れへ | Buzzap!
ソニーが新型「携帯ゲーム機」開発中か、PS Vita以来でPS5/PS4との互換性も | Buzzap!