【コラム】POCO F6 Pro、Pixel 8a、AQUOS R8、motorola edge 50 pro徹底比較、『高性能すぎる格安スマホ』から最強の1台を決めてみた

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『20万円のXperia 1 Vと同性能で6万円台』

円安の中あえて戦略的な価格設定を導入したPixel 8aを皮切りに、各社から相次いで登場した6～7万円台の高性能なスマホたち。

コストパフォーマンスで考えると十分「格安スマホ」と呼べる内容ですが、その中で最もお買い得な1台を選んでみました。詳細は以下から。

◆2024年夏にオススメの高性能な格安スマホたち
まずは今回比較する4機種をざっくり説明すると、こんな感じに。

とりわけ昨年20万円台で発売されたXperia 1 Vなどと同じ「Snapdragon 8 Gen 2」搭載モデルが目玉です。なお、AQUOS R8だけMNP時の価格であることに要注意。

・POCO F6 Pro（SIMフリー版6万9980円）
120Hz、6.67インチWQHD+（3200×1440）有機EL
Snapdragon 8 Gen 2
5000万画素メイン、800万画素超広角、200万画素マクロ

・Pixel 8a（SIMフリー版7万2600円）
120Hz、6.1インチフルHD+（2400×1080）有機EL
Tensor G3
6400万画素メイン、1300万画素超広角

・AQUOS R8（楽天モバイル版、MNP時6万7980円）
240Hz、6.4インチフルHD+（2340×1080）有機EL
Snapdragon 8 Gen 2
5030万画素メイン、1200万画素超広角

・motorola edge 50 pro（SIMフリー版7万9800円）
144Hz、6.7インチ（2712×1220）有機EL
Snapdragon 7 Gen 3
5000万画素メイン、約1300万画素超広角、約1000万画素3倍カメラ

まずはスマホで最も重要なディスプレイで比べてみると、各機種の中で抜きん出て高精細な有機ELを搭載しているのはPOCO F6 Proに。

そしてリフレッシュレートにこだわっているのがAQUOS R8とmotorola edge 50 pro。もはや120Hz表示は当たり前となりつつあります。

◆プロセッサの処理能力を比較
スマホの使い勝手に直結するプロセッサの処理能力は、Buzzap!編集部でAnTuTuベンチマークのスコアを測定してみたところ、POCO F6 Proがトップに。

※なお、motorola edge 50 proのスコアはメモリが12GB→8GBに減らされたソフトバンク版「50s」のものです。

POCO F6 Pro：1555405
Pixel 8a：990517
AQUOS R8：1380539
motorola edge 50 pro：828617

また、長時間にわたってゲームをプレイしたり高画質な動画撮影に臨んだ場合など高負荷時の耐久性をチェックできる「3D Mark Wild Life Extreme Stress Test」においても、高いスコアと安定性を両立できたのはPOCO F6 Proでした。

POCO F6 Proに次ぐ処理能力のAQUOS R8はスコアが激減するなど不安定に。ベイパーチャンバーと呼ばれる冷却機構が実装されているかどうかが、はっきり明暗を分けています。

POCO F6 Pro：ベスト3429、ワースト2488、安定性72.6％
Pixel 8a：ベスト2476、ワースト1581、安定性63.8％
AQUOS R8：ベスト3724、ワースト1902、安定性51.1％
motorola edge 50 pro：ベスト1466、ワースト1443、安定性98.4％

◆カメラの画質を比較
そして極めつけがカメラの画質比較。POCO F6 Pro、Pixel 8a、AQUOS R8、motorola edge 50 proの順番で並べてみたところ、少なくとも白飛びの激しいAQUOS R8だけは選択肢に入らないことが分かります。

動画撮影機能においても、結果はほぼ同じです。

手ブレ補正機能については、POCO F6 Proとmotorola edge 50 proが抜きん出ている印象でした。

つまり静止画、動画双方の画質で考えた場合、POCO F6 Proとmotorola edge 50 proがトップを競う中Pixel 8aは3位、AQUOS R8が断トツで最下位になりそうです。

◆2024年夏の高性能格安スマホ、最強の1台は「POCO F6 Pro」です
「ディスプレイの精細さ」「処理能力の高さと安定性」「カメラの画質」の3点から、Buzzap!編集部が選ぶ今夏最強の1台はPOCO F6 Proとなりました。

多くのユーザーがスマホに求めるものを高い水準で満たしたこと、それでいて回線契約なしの場合に最も本体価格が安いことを踏まえても【えげつないコストパフォーマンス】という呼び声がふさわしい1台ではないでしょうか。

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なお、以下の関連記事では今回の結論に至るのに用いた各種検証が掲載されているため、合わせてチェックしてみることをおすすめします。