ソニーが昨年発売した20万円のハイエンドスマホ「Xperia 1 V」と同じSnapdragon 8 Gen 2を搭載して6万円台。
そんな類を見ないコストパフォーマンスで話題となった高性能すぎる格安タブレット「Xiaomi Pad 6s Pro」の後継機は、ただ処理能力が向上するだけでは済まないようです。詳細は以下の通り。
Xiaomiが現在開発中の「Xiaomi Pad 7」シリーズには、iPad Pro(M4)などと同じ「タンデムOLED」が実装されるそうです。
この情報はWeiboの人気アカウントSmart Pikachu氏によるもの。
タンデムOLEDは従来1層だった発光層を2層にした有機ELで、従来と同じ明るさを低い消費電力で実現できるほか、液晶と比べた際の弱点だった寿命の短さを克服できる非常に画期的な最先端技術です。
また、XiaomiだけでなくHuaweiやHONORも同様の有機ELディスプレイを備えた高性能タブレットを年内に発売する予定。
中国メーカー各社が採用に踏み切る背景には、同国のディスプレイメーカーBOEがSamsungやLGに後れを取ることなくタンデムOLEDの製品化に成功したことが挙げられます。
プロセッサにGalaxy S24シリーズなどと同じSnapdragon 8 Gen 3を搭載するとみられるなど、高性能路線を踏襲することとなるXiaomi Pad 7。
処理能力だけでなく表示性能まで大きく引き上げられることで、iPad Proの対抗馬として注目を集めることとなりそうなものの、最先端の有機ELディスプレイ採用がシリーズの持ち味である「高性能、低価格」にどれだけ影響を与えるのかは未知数です。
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