LG「12→18インチに伸縮できて自由に曲げられる高耐久マイクロLEDディスプレイ」発表、スマホだけでなくアパレルや車、災害現場まで幅広い場面で活躍

韓国政府が国家プロジェクトとして掲げ、研究開発が進められていたストレッチャブル（伸縮性）ディスプレイ。

日常から業務、災害時まであらゆるシーンでの活躍が期待される近未来的な技術ですが、今回その最先端の仕様が明かされました。詳細は以下から。

LG Displayのプレスリリースによると、同社は圧倒的な伸縮性を誇る世界初のストレッチャブルディスプレイを発表したそうです。

最大40μmのマイクロLED光源を採用した通常12インチのディスプレイは、最大18インチに引き延ばせる50％もの伸縮率を実現し、折ったり曲げたりある程度自由に変形させることができるとのこと。

使用されるシリコン素材基板の改善や独自の配線設計など、数々の新技術を採用することで、1万回以上の伸縮や低温・高温、強い衝撃にも耐える頑丈さをも実現しています。

2年前に同型のディスプレイが発表された時点では20％の伸縮率だったため、100ppiの解像度は据え置きなものの、大きく進歩したと言えるLGの技術。

身体や衣服に直接張りつけられるためファッション業界でも使えるほか、車に自由な形で搭載したり、耐久性を生かして消防服への採用も見込まれており、商用化されれば世界の景色が大きく変わることになりそうです。

・関連記事
新型iPhone SE（第4世代）「有機ELガチャ」に、大半が中国BOE製で品質に定評があるLGやサムスンも少数採用へ | Buzzap！

未完の巻き取りスマホ「LG Rollable」実機レビュー公開、ほぼ完成していたことが判明 | Buzzap！

ついにLGがスマホ事業から撤退か、世界シェアわずか1％で売却先も見つからず新機種投入も全面保留に | Buzzap！