本日ソフトバンクオンラインショップでも取扱いが始まった折りたたみスマホ「motorola razr 50 ultra」。
昨日のレビュー記事に続き、Galaxy Z Flip6より大きく高性能なディスプレイを持つ本機の実力を確かめてみました。詳細は以下から。
◆メインは6.9インチ、サブは4インチの大画面
まずはmotorola razr 50 ultraのディスプレイについておさらい。
内側(メイン)は1~165Hzの可変表示に対応するピーク輝度3000nitの6.9インチフルHD+(2640×1080)有機ELディスプレイ。
そして外側(サブ)は同じく165Hz表示対応でピーク輝度2400nitの4インチ(1272×1080)の有機ELディスプレイとなっています。
競合のGalaxy Z Flip6がメイン6.7インチ(最大120Hz、2600nit)、サブ3.4インチ(最大60Hz、1750nit)止まりのところ、motorola razr 50 ultraの画面サイズや表示性能は折りたたみスマホの中でもトップクラスです。
なお、サブディスプレイは画面下部赤枠のアイコンを長押しすることで、全画面とカメラを避ける表示に切り替えできるほか……
全画面にはできないものの、横向き表示にも対応しています。
◆折りたたみスマホであることが生きる動画視聴
大画面を生かせるコンテンツと言えばやはり動画。何かに立て掛けて使うのはもちろん、motorola razr 50 ultraは少し画面を曲げれば本体だけで自立させることもできます。
motorola razr 50 ultraは天面と底面にスピーカーを備えたステレオ仕様。立体音響技術「ドルビーアトモス」による空間オーディオにも対応しています。
アニメなどをいくつか再生したところ、空間オーディオも相まって大画面をそのまま楽しむのももちろんよかったですが……
思いのほか良好だったのが、少し画面を曲げた状態での視聴。角度の都合で斜め横に配置すると横目で見るのにちょうどよく、作業中にニュースなどを流し見するにももってこいでした。
◆ブラウジングも快適
サブディスプレイが最も生きると思われるブラウジング。
最大165Hz対応のぬるぬる表示はさすがといったところで、十分な視認性を備えた最大4インチの画面を快適に動かすことができました。
◆ゲームも遊んでみた
・ドラゴンクエストウォーク
続いてサブディスプレイで遊んでみたのは、位置情報ゲーム「ドラゴンクエストウォーク」。
少し触った感じでは操作性に問題なく、便利に使えそうに思えましたが……
・戦闘に入ると大きく処理落ちする
・内部ディスプレイと外部でタスクの同期ができず、スマホを開くと強制終了する
・表示モードを切り替えた際に適切な解像度にならない
といった問題が発生し、現状ではフィールドで歩数を稼ぎつつアイテムを回収する程度にしか使えないことが判明してしまいました。
サブディスプレイは『すべてのアプリに対応しているわけではない』との断りもあるので、残念ながら仕方のない話。
しかしながらまともに動きさえすればかなり使い勝手は良さそうと思えたため、今後改善する可能性に期待したいところです。
・ゼンレスゾーンゼロ
最後に試してみたのは、HoYoverseの最新作「ゼンレスゾーンゼロ」。推奨環境は「Snapdragon 8 Gen 1ないしDimensity 8200以上」という、要求スペックの高いゲームです。
とはいえmotorola razr 50 ultraのプロセッサは「Snapdragon 8s Gen 3」。内部ディスプレイではまともに動いて当然のため、ここでも外部ディスプレイに焦点をあててみました。
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結果、4インチの画面で遊ぶのはやや難しかったものの、DQウォークで処理落ちしたのがウソのように快適に進行できました。相性の問題などはありますが、基本的にはメインディスプレイで動くアプリは外部でも使えると考えてよさそうです。
スマホの下部をスタンド代わりに置いて操作できるため、アプリによっては外部ディスプレイの方が快適に使える場面もあり、高い可能性を感じるmotorola razr 50 ultra。
公式ページの『そろそろ“フツー”に飽きてきた?』というあおり文句も納得の、試してみたくなることがたくさんできてしまう1台です。
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