ディスプレイの大きさ、表示性能、カメラの画質、バッテリー容量など、処理能力以外のあらゆる要素を妥協してきたiPhone SEが飛躍的な進化を遂げます。
「こういうのでいいんだよ」という声が聞こえてきそうな内容です。詳細は以下の通り。
◆新型iPhone SEのカメラ、既存のものを流用へ
韓国メディア「ETnews」の報道によると、2025年3月に発売される新型iPhone SEのカメラとディスプレイをLGイノテックおよびLGディスプレイが供給するそうです。
LGイノテックは現行のiPhone SEに対しても背面カメラを供給していますが、新型では前面・背面カメラ両方を手がけるとのこと。
背面カメラは4800万画素、前面カメラは1200万画素で、コスト削減のため既存の部品を流用する見通しとされています。
なお、上記の組み合わせに当てはまるのはiPhone 15やiPhone 16。つまり新型iPhone SEに搭載されるのはソニーの積層センサーを採用した高画質カメラになるとみられるわけです。
◆Apple A18や6.1インチ有機EL搭載で「廉価版iPhone 16」に
Apple Intelligence対応のためiPhone 16と同じ最新プロセッサ「Apple A18」が搭載される上、ディスプレイもシリーズ初となる6.1インチ有機ELへと刷新される新型iPhone SE。
スマホに求められるあらゆる要素が大きく進化する上、画面の大型化に伴ってバッテリー容量が大きくなることも期待できるため、まさに「廉価版iPhone 16」と呼べるモデルになります。
通信の安定性に定評あるクアルコム製でなく、自社開発の5Gモデムを搭載することから、つながりやすさだけは不安要素ですが、かなりの完成度になることは間違いないようです。
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