新型ニンテンドースイッチ『微妙すぎる性能』に、NVIDIAのプロセッサ「Tegra 239」はサムスンの8nmプロセスで製造へ


「まもなく登場する次世代のニンテンドースイッチは、さほど処理能力が高くないかもしれない」

そんな話をお届けします。詳細は以下から。

◆新型ニンテンドースイッチ、プロセッサの詳細が明らかに
最新ゲーム機の技術情報などに詳しいDigital Foundry氏によると、新型ニンテンドースイッチに搭載されているNVIDIA製プロセッサ「Tegra 239」はSamsungの8nmプロセスで製造される可能性が高いそうです。

これは先日流出した新型スイッチのマザーボードを撮影した写真から明らかになったもの。

背景にはTSMCとの競争で苦しい立場にあるSamsungの比較的古い世代のプロセスを用いることで、製造コストを削減する目的があるとみられます。

◆消費電力が高く、処理能力は低い
2020年に発売された「Galaxy S20」に搭載のSnapdragon 865と同世代にあたり、決して新しくない8nmプロセス。

そして製造プロセスが古いことで起きるのが『エネルギー効率が低い』という問題。

分かりやすく言うと、3nm~4nmプロセスで製造されたプロセッサを搭載している最新スマホやタブレットほどの処理能力はまったく期待できない上に、消費電力も大きくなってしまうわけです。

枯れた技術を用いて積極的にコスト削減を図る、任天堂らしいアプローチとなる新型ニンテンドースイッチ。

処理能力はマルチプラットフォームのゲーム体験に、消費電力は携帯ゲーム機として遊ぶ際のバッテリー持続時間に影響するだけに見逃せない問題です。

ちなみに2017年発売の現行スイッチは、2015年にリリースされた「Tegra X1」のカスタムプロセッサを搭載。5年前の製造プロセスが事実であれば、初代より『型落ち』の度合いが増してしまうだけにユーザーの賛否は分かれそうです。

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