従来1層だった発光層を2層にした有機ELパネル「タンデムOLED」を採用したことで、タブレットで最も重要なディスプレイにおいて並外れた輝度、圧倒的なコントラスト比、低消費電力、長寿命などを実現したiPad Pro。
その後継機が思いのほか早く登場することになりそうです。詳細は以下から。
◆2025年前半に新型iPad Pro発売か
最先端の半導体やエレクトロニクス事情に詳しい韓国メディア「The Elec」の報道によると、Appleは有機ELディスプレイを搭載した新型iPad Proを今年投入するそうです。
すでにメーカー各社が関連部品を供給する準備を進めており、有機ELのドライバーIC(DDI)を手がけるLXセミコンが新規参入を果たすかどうかに注目が集まっているとのこと。
部品の量産は4~5月に開始されるとしているため、早ければ今年前半に新モデルが発売される可能性があります。
◆あくまでマイナーチェンジ版にとどまる見通し
なお、気になるのが「新型iPad Proは現行モデルとの差があまりないマイナーチェンジ版になる」と報じられている点。
外見もほとんど変わらないとされているため、仮にM5プロセッサが搭載されても処理能力はM4の改善版にとどまり、TSMCの2nmプロセスによって処理能力やエネルギー効率が向上するのは第9世代まで待つ必要があるようです。
ミンチー・クオ氏やMark Gurman氏などの著名人がこぞって登場時期を「2025年後半以降」と明言していた新型iPad Pro。
部品メーカーへの取材を元に確度の高い情報をもたらすThe Elecも十分信頼に足るだけに、続報が非常に気になるところです。
・関連記事
【悲報】iPhone 17 Pro「Androidスマホと大差ない性能」へ、2nmプロセス採用延期で一気に肉薄される事態に | Buzzap!
「iPhone 16」不人気が顕著に、Huaweiの逆襲でAppleが年間シェア1位から3位に急落 | Buzzap!
新型「iPad Pro(M5)」2025年後半に発売へ、世界初の2nmプロセスで『最高性能』更新も本体価格がネックに | Buzzap!
Xiaomi「iPad Pro対抗で半額のプレミアムタブレット」開発中、12000mAhバッテリー搭載で120W超急速充電対応 | Buzzap!
【悲報】「iPad Pro(M4)」販売低迷、最先端の有機EL「タンデムOLED」製造ラインがiPhone向けに変更へ | Buzzap!