Xiaomi Japanが本日行った「POCO X7 Pro」発表会の様子をまとめました。
さらに今後の展望も語られることに。今年はXiaomiの日本シェアが大きく伸びることになりそうです。詳細は以下から。
◆Xiaomiの格安ブランドついに日本本格上陸
まずは小米技術日本株式会社(Xiaomi Japan)の鄭 彦(テイ ゲン)副社長から、POCOブランドについて説明。
Xiaomiはほかにもフラッグシップの「Xiaomi」ブランド、低価格なRedmiを手がけていますが、POCOは価格的には中間に位置します。
そんなPOCOの開発理念は「Everything you need, nothing you don't(あるべきものはすべてここにある)」。
ユーザーが最も大切にしているサービスや機能は取り入れつつ不要なものをそぎ落とし、格安高性能を実現しています。
POCOはキャリアが取り扱うモデルに比べると日本での知名度はまだ低いと思われますが、立ち上げの2018年から全世界ですでに7450万台を売り上げるほどの支持を集めるブランドです。
ハイエンド並みのF、ミドルレンジの決定版と銘打つX、エンターテイメントを手軽に楽しめるM、エントリー向けのC、そしてタブレット(Pad)が存在していますが……
今年はすでに登場しているFとPad、そして今日発売のX以外にもPOCOシリーズを日本市場に続々投入する考えとのことです。
◆ゲーミングだけにとどまらないPOCO X7 Proの魅力
続いて片山 将マーケティングマネージャーより、POCO X7 Proについて説明。
高いゲーム性能、高いコストパフォーマンスでガジェット愛好家やスマホゲーマーからの支持を着実に増やすPOCO Xシリーズ最新モデルです。
4つの鍵として紹介されたのがプロセッサ、バッテリー、ソフトウェア(OS)、冷却システム。
日本市場では初めて「Dimensity 8400-Ultra」プロセッサを搭載するPOCO X7 Pro。
前機種(POCO X6 Pro)比で処理能力34%、電力効率54%、AI処理50%の向上を果たしています。
AnTuTuスコアは公称170万4000以上。現状、快適に動かないスマホゲームはないほどで、同価格帯では圧倒的です。
そしてバッテリー。Galaxy S25 Ultraなどがそうであるように、スマホは2025年現在フラッグシップであろうと5000mAhを搭載するモデルが大半を占めています。
そんな中でPOCO X7 Proはデュアルセル構造を採用した6000mAhの大容量バッテリーを搭載。もちろんシリーズ史上最長のバッテリー持ちです。
従来比で動画視聴は20時間、人気ゲームPUBGプレイ時も8時間バッテリー持ちが長くなったとされています。
充電も90W対応で、6000mAhの大容量をわずか42分でフルチャージ可能。
充電が高速になればなるほど安全面に疑念の目を向けるユーザーも多いですが、Xiaomiに手抜かりはありません。
バッテリー管理専用チップを採用するなど、数多くのセーフティで安全かつ不可のかからない充電/給電を実現します。
バッテリー寿命も1000回充電して90%の性能を維持できるほどとのことです。
続いて「Xiaomi HyperOS2」について紹介。
なんと独自の管理システム「File-Based optimization 2.0」でパフォーマンス低下を5年以上最小限に抑えられるほか……
ゲームプレイを快適にする「WILDBOOST OPTIMIZATION 3.0」システムを搭載。
安定性を底上げしつつ、バッテリー消費も抑えられてしまいます。
さらに、1.5K解像度による美麗なグラフィックまで楽しめるとのこと。現状では「原神」しか対応していませんが、今後対応ゲームは増える予定です。
さらにボイスチャットの文字起こし精度向上、足音のような細かな音の強化など、特にFPSゲームで生きる機能を多数採用。
ネットワーク接続の安定性まで向上できてしまいます。
最後に紹介されたのが冷却機構。ゲームをプレイしなくても充電中やそもそも真夏の暑い日は本体が発熱するため、デバイスの長期的健康を維持するには非常に重要な要素です。
POCO X7 Proに採用された「LipuaidCool Technology 4.0」。
冷却機構は本体の厚さに影響しない極薄ながら、液冷エリアは非常に広い面積をカバーしています。
それだけでなく、10ヶ所に配置された温度センサーが発熱を素早く検知し、効率的に冷却してくれるとのことです。
ここまで紹介された要素だけでもゴリゴリのハイエンドスマホであることがよく分かりますが、POCO X7 Proはそれだけにとどまりません。
風呂好きなユーザーが多いためか、日本人から特に強い要望があったというIP68の防水防じんをPOCOブランドで初めて実現。安心してお風呂に持って行けます。
「ゴリラガラス 7i」採用で対傷性(傷の付きにくさ)と耐落下性はそれぞれ2倍。
1.5K(2712×1220)解像度の有機ELディスプレイは、120Hzや680億色表示、Adaptive HDRに対応。リフレッシュレートはアプリごとに設定できるため、特に表示性が問われないものは引き下げることでバッテリーを長持ちさせられます。
Xiaomiスマホではおなじみになった「テュフラインランド」による認証もバッチリ。ブルーライトから目を保護してくれます。
カラーはブラック、グリーン、イエローの3色です。
さらに騒がしい場所でも通話相手にクリアな音声を届ける「AIコールブースト」、指が汚れたり画面がぬれていても大丈夫な「ウェットタッチ」機能などを搭載。
そのほかにもAIによる各種機能も備えています。
GoogleのAIアシスタント「Gemini」はサイドボタンからも呼び出し可能。気軽に質問を投げかけることができます。
処理能力の高さに裏打ちされた画像生成「POCO Imaging Engine」も。格安モデルとはとても思えない作り込みです。
背面カメラは2眼構成なものの、メインは高精細なソニー製の積層型CMOSセンサー「IMX882(LYT600)」。
F値1.5で、光の取り込みが65%向上したほか4K60fpsの動画撮影にも対応しています。
そんな数々の要素がこれでもかと詰め込まれたPOCO X7 Pro。
いよいよ気になるお値段です。
日本市場では8GB RAM/256GB ROM版がなんと4万9980円。
12GB RAM/512GB ROMの大容量版も5万9980円で買えてしまいます。
販路やキャンペーンはこちらの記事でも確認できます。
POCO X7 Pro本体が景品のオフラインイベントも実施されるそうです。
◆実機紹介
すでに別の記事でレビューを行っていますが、展示があったので改めて紹介。POCO X7 Proはカラーによって背面の質感が異なっているのも特徴です。
」
最もPOCOらしいイエローはレザー調。カメラリングには唯一金色のデザインが取り入れられています。
グリーンはあまり光沢のない仕上がり。
ブラックは鏡面仕上げ。黒曜石のような美しさです。
残念ながら1.5K解像度を楽しめる原神の展示はありませんでしたが、「荒野行動」でゲームターボを体験することができました。
実際に試遊してみた様子。別のゲームの話になりますが、POCO F6 Proでは画面両サイドに手がひら干渉することによる誤作動に悩まされることもあった編集部員ですが、X7 Proではかなり快適に動かせました。
ゲームターボをオンにすると通常よりさらにぬるぬるとした動きを楽しめます。
その他ゲームでのレビューやベンチマークは以下の記事にまとめています。
「POCO X7 Pro」ゲーム性能徹底レビュー、原神やゼンゼロ、ラブヒロ、ドラクエウォークを超格安ゲーミングスマホで遊んでみた | Buzzap!
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