2021年発売の「Galaxy S21 Ultra」から頑ななまでに守り続けてきた『バッテリー容量5000mAh/最大45Wの急速充電対応』が、ついに変わろうとしています。詳細は以下から。
◆「Galaxy S26」ついにバッテリーを大容量化へ
韓国メディア「FNNnews」の報道によると、SamsungがGalaxy S26シリーズにシリコンカーボンバッテリーを導入すべく研究開発を進めているそうです。
これはバッテリーの負極材へシリコンを用いたもので、従来の黒鉛を用いたものより容量が大きくなるほか、体積を減らすこともできるとのこと。
具体的にはGalaxy S26が4000→6000mAh前後、Galaxy S26 Ultraは5000→7000mAh台へ大容量化されるとみられています。
なお、Galaxy S25シリーズはソフトウェアの最適化などによってバッテリー駆動時間が大幅にアップ。上記の大容量化と組み合わせれば電池持ちが飛躍的に改善することになります。
◆急速充電の進化にも注目
そしてシリコンカーボンバッテリーのもう一つのメリットが「充電速度も向上する」という点。
率先して採用に踏み切ったXiaomiが発熱の問題から従来の120W超急速充電の実装を諦めて、90W程度に抑えると報じられていますが、5年間ずっと最大45WのままだったGalaxyシリーズにとっては類を見ない進化となります。
スマホのような実装面積が限られた製品で飛躍的に効果を発揮するシリコンカーボンバッテリー。
長らく実用化が見送られてきた背景には製造コストだけでなくバッテリーが膨張するリスクがあったとされていますが、ようやく安全面も担保されつつあるようです。
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