日本人9割「iPhone 16eは買いたくない」圧倒的低評価に、iPhone SEから4万円以上の大幅値上げで不満噴出


満を持して発表された、Appleファン待望だったはずの3年ぶりになる廉価版iPhoneに対して、だいぶ厳しい目が向けられているようです。詳細は以下から。

◆日本で超低評価に
まず見てもらいたいのが、Yahoo!ニュース上で実施されている「iPhone 16e」への購入意欲を問うアンケート。20日正午前の時点で約2000票が投じられていますが、約9割が『買いたいと思わない』で『買いたいと思う』派を圧倒しています。

中には『デザインが好みなので買いたい』といった好意的意見も見られますが、最も目立つのは『スマホに10万円も出せない』『高すぎる』といった内容です。

あくまでネット上の投票であるとはいえ、ここまで否定的な意見に偏るのは「iPhone 16eはユーザーに訴求できなかった」と判断せざるを得ません。

◆円安と総務省の新規制が直撃
iPhone SE(第3世代)と比べると、アメリカの現地価格でも429ドルから599ドルの値上げで廉価版にしてはなかなか強気な設定ですが、それ以上に深刻なのが日本市場。

SIMフリー版の価格はiPhone SE(第3世代)が発売当時5万7800円だったところ、今回のiPhone 16eは9万9800円からで実に4万2000円の値上げとなってしまいました。

さらに悪いことに、発売ほどなくして各キャリアが一括1円での販売を始めたiPhone SE(第3世代)発売時と異なり、現在は規制により4万4000円以上の割引はできなくなっています。

本体返却を条件に支払いの一部を免除するプログラムを適用すれば、実質1円は実現できる可能性が残されていますが、少なくとも『一括買い切りで格安』はしばらく拝めそうにありません。

◆性能への不満も噴出
特に散見されるのがMagSafe非対応への不満。iPhone SE(第3世代)も同じ仕様でしたが、iPhone 13や14ユーザーなどが『そろそろ乗り換えたい』と考える場合、大きなマイナス要素として働いてしまうようです。

また、Androidでは格安スマホでも120Hz表示が当たり前になっている昨今において、いまだに60Hz表示なのはやはり否定的な意見がちらほらみられます。

後続の「iPhone 17」では120Hz対応など表示性能が飛躍的に改善される見込みなため、『多少金銭的に無理をしてでも待つ』ないし『そもそもAndroidに移る』という考えになるのも当然ではないでしょうか。

さらに、iPhone 16と同じ「A18」プロセッサを搭載するものの、実際にはGPUコアが1つ少ないものになっているため、ゲームを遊びたいユーザーが『この価格と性能ならiPhone 16か17を買う』と考えてしまうのも極めて自然な話です。

総評すると「さほど安くないのに機能はしっかり削られた廉価版」という、言葉を選ばなければ『誰得』な仕上がりになっているiPhone 16E。昨年末発表された「Galaxy S24 FE」が、ユーザー目線で価格と性能の兼ね合いを考えていたのとは対象的です。

3月には日本市場では強い人気を集めるPixelの最新機種「Pixel 9a」も発売される見込みな上に、直近では「POCO X7 Pro」が4万円台でとんでもない性能を実現していることもあり、iPhone 16eは発表時点でかなり厳しい立場にあると言えそうです。

 

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