高速通信を実現できるものの、非常に遮られやすく狙った場所に届けることが難しいとというミリ波の欠点を大きくカバーできます。詳細は以下から。
KDDIのプレスリリースによると、同社とジャパンディスプレイは、ミリ波の電波が届きにくい屋外ビル間に電波を反射させてエリア化する実証に成功したそうです。
これは電波の反射方向と範囲を変えられるミリ波用液晶メタサーフェス反射板を用いたもの。
実験では商用のミリ波を遮へい物があり電波が届きにくい場所へピンポイントで反射させ、狙った場所に到達させることに成功したとのこと。
さらに、低消費電力のため太陽光で駆動する上に、必要な装置が少なく可搬性があることから、あらゆる場所への設置が期待できます。
実験の詳細は以下の動画でも確認できます。
この技術により、ミリ波を建物が建ち並んでいて届きにくい場所や、人が多く集まるイベント下でも柔軟かつスムーズに送れるようになるため、商用化すれば通信が繋がらない事態に悩まされることはかなり少なくなりそうです。
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