スマートフォンで最も重要な部品であるディスプレイが、大きく進化することとなりそうです。詳細は以下から。
◆欠点を克服した有機ELが年内に実用化へ
未発表スマホやプロセッサなどに精通し、正確な事前情報をもたらしてきたDigital Chat Station(DCS)氏によると、新たな有機EL「RGB OLED」を搭載したスマホが年内に発売されるそうです。
従来のスマホ向け有機ELディスプレイは素子のRGBサブピクセルが色ごとに発光効率が異なるため「ペンタイル配列」「ダイヤモンドピクセル」といった構造を採用。RGBすべてのサブピクセルが均一に並んだ液晶ディスプレイより鮮明さで引けを取っていました。
しかしRGB OLEDでは素子1つ1つにRGBサブピクセルを配置。均一に並んだサブピクセルそれぞれが発光して色を作り上げるため、従来より鮮明で長寿命、低消費電力を実現できるようになるとしています。
◆XiaomiやHuaweiなどのスマホに搭載される見通し
なお、ここで興味深いのが「RGB OLEDを実用化するのはBOEなどの中国メーカー」という点。
そのためXiaomiやHuawei、Honor、OPPOなどのスマホに搭載される可能性が非常に高く、120Hz表示に対応した有機ELへとようやくアップデートされるiPhone 17を表示品質で圧倒することになるとみられます。
コストが高くなるため、最初はXiaomi 16シリーズなどのハイエンドモデルを中心に採用されるとみられるRGB OLED。
スマホ向け有機ELディスプレイの先駆者であるSamsungは対抗するのか、そしてGalaxy S26シリーズに搭載されるのかどうかも非常に気になるところです。
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