アメリカ本国で発表されたにもかかわらず、日本市場へのアナウンスがないなど、異例づくしの新型Pixelにとんでもない話が浮上しました。詳細は以下から。
◆シリーズ最速で不具合が発覚
「The Verge」の報道によると、GoogleがPixel 9aの発売を4月に延期したそうです。
従来「新機種を発表したタイミングで予約受付を開始、1週間後に発売」というパターンが採用されてきましたが、今回は発表されたにもかかわらず予約できない状況とのこと。
Googleの広報担当者は「少数のPixel 9aに影響している部品の品質問題を調査しています」とコメントしています。
◆ハードウェアの作り込みに弱点、発売サイクル繰り上げも影響か
ソフトウェアアップデートでは対応できない、ハードウェア面の不具合によるものであることが分かる今回の発売延期。
かねてからGoogleはハードウェア周りの作り込みが甘く、Pixel 7aのバッテリー膨張や集団訴訟にまで発展したスマホ本体の発熱、ほかにも「カメラのカバーレンズが割れやすい」「音量ボタンが外れる」といった内容まで、枚挙に暇がありません。
さらに文鎮化、再起動ループ、120Hz表示できなくなる、「デバイスのストレージが不足しています」と表示されシステムクラッシュなど、ハードウェアに障害をきたすアップデートが提供されることもしばしばです。
デザインや部品構成をオリジナルから大きく変えただけでなく、1ヶ月半も前倒しで発表されたPixel 9a。
従来と全く異なる廉価版を立ち上げるには、時間が足りなかったのではないかという気がしてなりませんが、製品版は実用に堪える品質なのでしょうか。
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