Google初の完全独自開発プロセッサを搭載する「Pixel 10」。
その実力の一端が早くも明らかになりました。詳細は以下から。
◆Pixel 10のGPUが明らかに
Android Authorityの報道によると、Pixel 10の「Tensor G5」にはImagination Technologies製のGPUが採用されるそうです。
これはARMに代わることが期待されているオープンソースの命令セット「RISC-Vアーキテクチャ」のカンファレンスに参加した人物がまとめた同社製GPUを搭載する製品一覧で確認されたもの。
現在は削除済みですが「DXT-48-1536」が採用されることが明かされています。
なお、DXT-48-1536はプレミアムなモバイル製品に向けたGPU。Snapdragon 8シリーズ同様レイトレーシングをサポートしており、Pixelシリーズの弱点だったゲーム性能が大きく向上することになります。
◆Imaginationがスマホ各社の独自開発プロセッサで協業か
ちなみにImagination TechnologiesはかつてのiPhoneやiPad、PS Vita、ZenFone 2、ガラケーなどに搭載されたGPU「PowerVR」を手がけてきた歴史あるメーカー。
今回確認されたリストの中にはGoogleだけでなくXiaomiも含まれており、スマホ大手各社が開発を進める独自プロセッサのGPU部分で協業を進めていくようです。
初の独自開発、TSMCの3nmプロセス製造でGPU性能まで大きく向上するTensor G5。
処理能力やエネルギー効率が大きく引き上げられる一方、ただでさえ高騰が続くPixelシリーズの本体価格が底上げされるとみられるだけに、手放しで期待できない部分もあります。
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