【レビュー】POCO F7 Ultra「9万円台でSnapdragon 8 Elite搭載」に、初の望遠付き本格カメラやゲームも快適な専用チップ採用の格安フルスペックスマホついに爆誕


『20万円級の性能に美麗なディスプレイ、カメラにまでこだわってバッテリーも大容量』

XiaomiがPOCOシリーズ史上、類を見ない完成度の最上位機種を発売したので超速攻レビューをお届けします。詳細は以下から。

◆POCO史上初の「Ultra」ついに見参
こちらが「POCO F7 Ultra」本体。ピーク輝度3200nitと明るく、超音波式指紋センサーも備えた最大120Hz可変リフレッシュレートの6.67インチ2K(3200×1440)有機ELディスプレイを搭載したIP68の防水防塵スマホです。

やや大きめの画面である一方でベゼルが細いため、持ちやすさが損なわれていないのが特徴。

20万円で販売されているGalaxy S25 Ultraなどと同じ「Snapdragon 8 Elite」を搭載。背面には緩やかなカーブが施されており、手に馴染みやすくなっています。

右側面に音量と電源ボタン。

左側面。

天面にはボタンや端子が配置されていませんが、受話器部分がスピーカーになっています。

SIMカードスロットや充電端子に加えて、底面にもスピーカーを配置。

ステレオサウンドを楽しめるだけでなく「ドルビーアトモス」「イマーシブサウンド」といった立体音響をサポート。美麗で滑らかな大画面有機ELと組み合わせることで、動画やゲームを臨場感たっぷりに楽しめます。

触ってみたところはこんな感じ。最新プロセッサを備えたフラッグシップPOCOなだけあって、動作は快適極まります。


◆初の「カメラに本気でこだわったPOCO」に
特筆すべきがPOCO F7 Ultraのカメラ構成。Xiaomi独自の「Light Fusion 800」センサーを用いた光学手ブレ補正対応のメイン(5000万画素)や超広角(3200万画素)に加えて、シリーズ初となる光学手ブレ補正対応の光学2.5倍望遠カメラ(5000万画素)を搭載。

「5000万画素程度のメインカメラと、1000万画素に満たない超広角カメラ」といった構成が多く、一番コストカットの影響を受けがちだったカメラ部分の強化に取り組んだ初のモデルで、まさにUltraの名を冠するにふさわしい1台です。

ピクセルビニングを活用することで0.6倍、1倍、2倍、2.5倍、5倍の幅広い倍率を光学品質で選ぶことができます。

まずは1倍。

2倍。ちょっとしたメモを取る時、少し近付いて撮りたい時などに活躍する倍率です。

ただし5000万画素をフルに使える2.5倍の方が、より精細に撮ることができます。

ポートレートを撮る時にも活躍する5倍。ピントもしっかり当たるため、シャッターチャンスを逃しません。

メイン、超広角、望遠カメラすべてが高精細なため、どのカメラでも夜景をキレイに撮れるところもポイントです。

デジタルズームを組み合わせれば、60倍まで寄ることができます。

プロモードはこんな感じ。必要に応じてレンズを切り替える、まさに1眼のようなスタイルを実現しています。

◆最強プロセッサと専用チップ、冷却機構でゲームも快適に
また、POCO F7 Ultraには冷却機構「LiquidCool Technology 4.0」に加えて、スマホで最も発熱するプロセッサとカメラ部分を独立して冷却する3Dデュアルチャンネルアイスループシステムを搭載。

ゲームプレイ時にCPUとGPUの効率を最大化する「WildBoost Optimization 4.0」をSnapdragon 8 Eliteと組み合わせたほか、グラフィック専用のチップセット「VisionBoost D7」によって、ゲームや動画視聴時の画質を向上させています。

その実力を試すべく、人気ゲーム「鳴潮」をプレイしてみました。

画質などの各種設定はこんな感じ。

高画質でプレイしてみたところ。各種モーションやエフェクトなどもスイスイ表示できるため、特に引っかかることなく快適にプレイできました。


「ゼンゼロ」ことゼンレスゾーンゼロも……

高画質設定でスイスイ動いてくれます。


◆電池の劣化を抑えて、駆動時間を延ばす各種機能も
POCO F7 Ultraは5200mAhバッテリーを搭載。Xiaomiが誇る120W超急速充電器も付属したほか、充電専用のSurging P3スマート急速充電チップ+G1バッテリー管理チップを備えています。

その実力が分かるのが設定のきめ細かさ。急速充電による発熱はバッテリーを傷める側面もありますが、あえて速度を落とす設定もできます。

さらにデバイスのロック時に一定時間が経過するとキャッシュを消去してバッテリーの持ちを改善する機能や……

低温で環境でもバッテリー駆動時間を延ばす「低温耐久モード」

そしてバッテリーそのもののファームウェアをアップデートして、電池持ちを最適化する機能まであります。

もちろん80%で止めてバッテリーの劣化を防ぐ「バッテリー保護」や「スマート充電」機能も完備しています。

また、POCO F7 Proにはないワイヤレス充電機能では、睡眠の妨げにならないよう夜間にコイル音を抑える「サイレントモード」も選択可能。

いざという時にPOCO F7 Ultraからイヤホンなどをワイヤレス充電できる「リバースワイヤレス充電」機能もあります。

◆iPhone 16eと同価格、できることはケタ違い
最新ゲームを高画質でガンガン遊べる高い処理能力に、滑らか表示の美麗なディスプレイ、立体音響スピーカー、そしてシリーズ初となる本格的すぎるカメラに加えて、AIを用いたさまざまな便利な機能も快適に利用できるPOCO F7 Ultra。


気になる本体価格はiPhone 16e(ピーク輝度1200nitの60Hz有機EL、単眼カメラ)の128GBモデルとほぼ同じ9万9980円からでAmazon.co.jpなどで発売中。天と地ほどの差がある、まさに度肝を抜かされるコストパフォーマンスです。

12GB/256GB:9万9980円
16GB/512GB:10万9800円

 

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