ついに発売されたXiaomiの超高性能格安スマホ「POCO F7 Ultra」「POCO F7 Pro」。
POCOシリーズ初となる高画質な望遠カメラを搭載するなど、Ultraは今までの「格安・高性能」から一歩踏み込んだモデルとなりましたが、はたしてどれほどの実力なのでしょうか。さっそく撮り比べてみました。詳細は以下から。
◆POCO初の本格カメラモデルやXiaomi人気機種、Googleの格安スマホを比較
今回比較に用いたのはPOCO F7シリーズ2モデルを含めた5機種。
4万円台のゲーミングスマホ「POCO X7 Pro」や2024年最強の「POCO F6 Pro」、そしてPOCO F7 Proとほぼ同価格でカメラに定評あるGoogleの廉価版スマホ「Pixel 8a」を候補に入れています。
・POCO F7 Ultra
Xiaomi独自のLight Fusion 800採用5000万画素メイン、2.5倍望遠(いずれも光学手ブレ補正対応)、3200万画素超広角。メインカメラ以外も充実させた、シリーズ初のモデルです。
・POCO F7 Pro
Light Fusion 800採用5000万画素メイン、800万画素超広角
・POCO X7 Pro
ソニーの積層CMOS「LYT600」採用5000万画素メイン、800万画素超広角
・POCO F6 Pro
Light Fusion 800採用5000万画素メイン、800万画素超広角、200万画素マクロ
・Pixel 8a
6400万画素メイン、1300万画素超広角
◆さっそく夜景を撮り比べてみた
1.新宿アルタ
まずはまもなく取り壊される新宿アルタ。掲載順はPOCO F7 Ultra、F7 Pro、X7 Pro、F6 Pro、Pixel 8aの順番です。
「ALTA Vision」のロゴ跡や手前の「はとバスのりば」、左下の屋台苑などを見れば、意外とPOCO X7 Proが善戦していることが分かります。
2.みらいおん
JR新宿駅前東口広場にあるライオン像、みらいおん。POCO F7 Ultra、X7 Pro、Pixel 8aが秀でているように見えます。
3.歌舞伎町一番街
続いては多くの人がテレビなどで見たであろう「歌舞伎町一番街」の門。赤がきれいに出ているのは、どのカメラでしょうか。
4.歌舞伎町ドンキ
夜でもギラギラと明るい歌舞伎町ドン・キホーテ。同じセンサーを搭載しているにもかかわらず、POCO F7 ProよりPOCO F7 Ultraの方が白飛びのない引き締まった仕上がりなのは、Snapdragon 8 Eliteを用いたAI補正によるものとみられます。
5.夜景動画
動画を撮り比べてみたところはこんな感じ。
6.靖国通り
明暗差が激しい夜の靖国通り。左上の「YUNIKA VISION」を見る限り、POCO X7 Proがいい仕事をしているように見えます。
7.夜の西新宿ビル群
明かりが消えて暗くなった西新宿方面のビル群はこんな感じ。明るさと色のバランス、夜空にどれだけビルが見えるかなどをチェックしてみるといいかもしれません。
8.ゴジラヘッド
続いては超広角カメラを比較。手前の風景のバランスだけでなく「一番奥のゴジラヘッドのディティールがどれだけ保てているか」を比べてみることをオススメします。
9.かに道楽の看板
お次はズームカメラ比較。浪速のモーツァルト、キダ・タローがCMソングを手がけた「かに道楽」の看板を撮影したところ、POCO F7 Ultraの光学2.5倍5000万画素ズームカメラが光りました。
POCO F7 Proなどもピクセルビニングで光学2倍相当のズーム撮影ができるものの、画素数が下がった結果ディティールが損なわれています。
10.手ぶれ補正比較
フリーハンドでスマホを持ち歩いて撮影してみたところはこんな感じ。全機種に光学手ぶれ補正がありますが、きれいに動画を撮れるのはどの機種でしょうか。
11.花園神社の鳥居
やや薄暗い花園神社では、POCO F7 Ultraが自然な赤、POCO X7 Proは鮮やかな赤を表現できました。「奥の鳥居手前の灯籠や左上の照明が破綻していないか」もチェックポイントです。
12.夜桜
あえてライティングがきついアングルで夜桜を撮影。強い光源に負けず、桜をキレイに写せているのはどのスマホでしょうか。
◆お昼の風景を撮り比べてみた
そして最後はPOCO F7 UltraとPOCO F7 Proでお昼の風景をサクッと撮り比べてみました。
まずは近くにあるものを撮影。メインカメラのセンサーは同じはずですが、やはりUltraの方が明るく、そして全体的にバランス良く撮れる印象です。
お次は遠景。あいにくの曇り空ですが、奥に見えるタワマンのディティールが異なるのが分かります。
超広角カメラでの比較。3200万画素のUltraと800万画素のProでは、比べものにならないようです。
光学2倍ズーム。いずれもメインカメラのピクセルビニングで画素数も同じですが、やはりUltraが明るくキレイに撮れます。
POCO F7 Ultraの光学2.5倍ズーム。5000万画素センサー搭載の望遠カメラで、奥のビル街も鮮明に撮ることができています。
光学5倍ズーム。こちらも望遠カメラのピクセルビニングですが、これだけ撮れれば十分な印象です。
それぞれのカメラのズームを動画撮影時に試してみたところはこんな感じ。「必要に応じて複数の倍率の光学ズームを切り替えられる」というのは、大きなアドバンテージに思えました。
・関連記事
【ベンチマーク】POCO F7 Ultra/Proの処理能力を測定、Xiaomiの新型コスパモンスターを2024年最強のPOCO F6 Proと比べてみた | Buzzap!
POCO F7「Snapdragon 8s Gen 4」搭載で圧倒的な処理能力に、コスト削減も両立させた格安ハイエンドスマホ登場へ | Buzzap!
iPad Pro対抗の格安タブレット「Xiaomi Pad 7S Pro」など発売へ、Snapdragon 8 Eliteや小型ゲーミング、14インチ有機EL搭載の3機種に | Buzzap!
「POCO X6 Pro」3万円に値下げ、120Hz有機EL搭載でゲームも遊べる高性能な格安スマホがiPhone 16eの1/3の価格に | Buzzap!