低価格化の一途をたどっていた日本の通信料金が、ついに値上げに転じ始めました。詳細は以下から。
NTTドコモの報道発表資料によると、同社が提供するホームルーター(home 5G)の専用プラン「home 5G プラン」の料金を改定するそうです。
従来の月額料金は4950円でしたが、今年7月1日(火)以降は5280円に値上げするとのこと。年間では3840円の増額になります。
また、この値上げは既存ユーザーも対象で、7月1日以降は強制的に支払い額が増えるため注意が必要です。
同社は値上げについて「サービスを安定的にご提供するために必要な運用コストが高騰しており、今後のサービス品質維持のために、料金改定が必要と判断し実施する」と説明しています。
◆ついに始まった通信料金の値上げ
電気代や人件費なども高騰し、携帯各社が現行の通信料金に限界を感じて値上げの機会をうがかう中、ついに踏み切ったドコモ。
携帯料金を引き下げたい政府の意向でNTTとドコモの合併が認められたことで生まれた「ahamo」を皮切りにスタートした、いわゆる『官製値下げ』は通信料金の大幅引き下げにこそ成功したものの、業界の成長の妨げになっている側面もあります。
KDDIやソフトバンクが行っていたプランの格安・大増量化はドコモの動きに追従して半ば仕方なくという面が強かったため、今回の件を皮切りに値上げの流れが進むことは間違いないとみられます。
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