2月に発売された4万円台の格安ゲーミングスマホ「POCO X7 Pro」のような『格安・高性能』スマホ市場が、さらに盛り上がることとなりそうです。詳細は以下から。
◆MediaTekが新たなハイエンドプロセッサ投入へ
未発表のスマホやプロセッサの事情に詳しく、確度の高い事前情報を多数提供しているDigital Chat Station(DCS)氏によると、MediaTekが「Dimensity 9400e」を投入するそうです。
Dimensity 9400eは元々「Dimensity 9350」として開発されていたモデル。Dimensity 9300を強化したDimensity 9300++にあたりますが、Dimensity 9400の廉価版として投入されるようです。
◆競争激化で「高性能な格安スマホ」盛り上がりに期待も
コメント欄で「よりフラッグシップ感を出すためでは」とDCS氏が若干揶揄しているDimensity 9400eへのリネーム。
Xiaomiが開発中の高性能格安スマホ「POCO F7」のベースモデル、Redmi Turbo 4 Proに搭載される予定の「Snapdragon 8s Gen 4」の対抗馬と位置付けられているため、廉価版とはいえAnTuTuベンチマークスコア200万以上と考えて良さそうです。
3nmプロセスへの移行や独自コアの採用などで、高騰が続くハイエンドスマホ向けのプロセッサ。
しかし一方でXiaomiのPOCO Xシリーズのような十分使える性能とお手ごろ価格を両立させた「廉価版ハイエンド」とでも呼ぶべきカテゴリーが伸び始めているだけに、Snapdragon 8s Gen 4とDimensity 9400eから目が離せそうにありません。
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