ロンドンで2020年創業と日が浅いにもかかわらず、加速度的に成長を続けるNothing社が手がける最新デザインスマホ「Nothing Phone(3a)」の実機レビューをお届けします。
なんと今回は日本の大手通信キャリアでの取扱いも決定しました。詳細は以下から。
これが楽天モバイルでも販売されるNothing Phone(3a)の外箱。この時点でもデザインに優れたNothingの、ひと味違うオーラを感じます。
中には本体のほかにスタートガイド、SIMピン、ケーブルが同梱。
ケーブルまでオシャレなのは流石と言ったところです。
そしてNothing Phone(3a)本体。最大輝度3000nit、120Hz対応で前機種より大きな6.77インチフルHD+(2392×1080)有機ELディスプレイ搭載のAndroid 15スマホです。
大画面化に伴い本体サイズは大きくなったものの、四隅をシャープなデザインにすることで持ちやすさを両立。全体的にはフラットに近づいたほか、8.55→8.4mmへの薄型化も果たしています。
使用素材が強化プラスチックから硬質ガラスに刷新された背面には50W急速充電対応の5000mAhバッテリーや、AIエンジンを備えた「Snapdragon 7s Gen 3」プロセッサを搭載。高性能化により電池持ちも向上しているそうです。
Nothing Phoneの象徴ともいえる「Glyph(グリフ) Interface」ももちろん搭載。
音楽を視覚的に楽しむことや……
通知や充電状況、設定したタイマーの残り時間などを把握できたりと、デザイン性だけにとどまらず実用面でも優れた機能です。
背面カメラは従来の2眼から、5000万画素メイン(1/1.57インチ)、800万画素超広角(ソニー製)、5000万画素望遠(光学2倍、クロップで4倍相当)の3眼構成に変更され、前面カメラは3200万画素。
望遠カメラはクロップ機能を含めて光学2倍と4倍相当、超広角カメラは0.6倍に対応。デジタルズームは最大30倍です。
メインのセンサーこそ前機種と同じ「ISOCELL GN9」ですが、Samsung協力のもとAIによるディープラーニングを重ねて最適化がはかられたほか、AI処理やマルチフレーム技術を1つに集約し、どのショットも細部まで正確に映し出せる独自の「TrueLensエンジン3」を採用。
直感的に操作できるUXも合わさり、どんな環境でもプロレベルの撮影体験を実現できる進化したカメラシステムを搭載しています。
Googleの技術も活用した「Ultra HDR」は画面上で1つ1つのピクセル輝度が最大8倍に引き上げられるというもの。光の反射をギラギラしない程度に引き上げてくれます。
スローモーションやタイムラプス、パノラマといった基本的な特殊撮影モードも完備。
また、カメラの設定は4つのプリセットが用意されており、場面に応じて簡単に切り替え可能。セット内容のカスタマイズや、設定を家族や友だちと共有することもできます。
天面にはスピーカー。
底面にはSIMカードスロット、Type-C 充電端子、スピーカーを配置。CMF Phoneと違ってステレオ仕様なのも大きな特徴です。
左側面には上下分かれたボリュームキー。
右側面には電源オプションやGoogle Geminiなどを呼び出せるパワーキーと……
その下に「Essential Key」を配置。Nothing Phone(2a)(白色の機体)など従来機にはないPhone(3a)で初搭載となるものです。
Essential Keyでは以下の機能を呼び出すことができます。
1タッチ:スクリーンショット、写真撮影/保存
2タッチ:Essential Space起動
長押し:ボイスメモ起動
Essential Keyで取り込んだ情報を元に独自AI「Essential Space」が整理・一覧化や要約、プラン作成などを行ってくれるため、特にクリエイティブな活動をしているユーザーにピッタリの機能です。
また、Nothing OSはOpen AI社の「ChatGPT」が統合されてるため機能性も高く、カスタマイズ性にも優れたもの。AIがアプリをカテゴリごとに仕分けたり、よく使うものを上位に表示してくれる「スマートドロワー機能」もあります。
触ってみたところはこんな感じ。アプリのアイコンすらNothingの統一された世界観で表示されるなど、こだわりがとても良いだけでなく、キビキビと動いてくれます。
そのほかおサイフケータイやIP64相当の防じん防滴性能、指紋/顔認証、前機種より長いOS3年/セキュリティ6年のアップデート保証もつき、eSIMにも対応したNothing Phone(3a)。
カラーバリエーションは従来通りのブラック、ホワイトに……
楽天モバイル限定のブルーを合わせた3色。新しいながらもNothingらしさが表れた落ち着いた色合いで、Glyph Interfaceのライトアップも映える非常に好感触なモデルです。
楽天モバイルでの価格はブラック、ホワイトが5万4890円、限定のブルーが5万6900円とのこと。さらにMNPでは2万円相当のポイント還元も受けられるため、実質3万円台で買い切ることができます。
SIMフリーでの価格は以下の通り。大容量モデルでも5万円台に収まっています。
8GB RAM/128GB ROM:5万4800円
12GB RAM/256GB ROM:5万9800円
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