KDDI新社長就任会見に合わせて発表されたスマホと衛星との直接通信サービス「au Starlink Direct」のレビューをお届けします。
文字通り「圏外ゼロ」を実現してしまっており、あらゆる可能性を期待できる内容となっています。詳細は以下から。
◆アジア初、auスマホでStarlink衛星との直接通信が可能に
これがau Starlink Direct対応端末。
アンテナピクトに「SpaceX | au」と表示されており、新時代の到来を感じさせます。
テキストの送受信や現在地の位置情報共有、緊急地震速報や津波警報、Jアラートの受信だけでなく、Androidスマホを用いたGeminiでの調べものにも対応しており、いざという時に助言を求めることができます。
「衛星経由でメッセージを送受信できます」という心強い表示。なお、衛星との直接通信はauの4G/5Gが利用できないエリアで活躍します。
◆日本全国がエリアになるau Starlink Direct
そして興味深いのがこちらのエリアマップ。左が4G/5G、右がStarlink衛星利用時のエリアです。
国土の大半は山で可住面積が狭く、実際に人が住んでいるところでどれだけ通信できるかを示す「人口カバー率」を競っていた携帯各社ですが……
au Starlink Directによって日本全土をカバーできるようになりました。
アウトドアレジャーを充実させるだけでなく、山での遭難や海難事故のレスキュー、過疎地でのデータ通信、災害時の非常用回線などなど、あらゆる利用シーンが想定できるau Starlink Direct。
文字通りどこでもつながるようになることで、社会はより良い方向に変わっていくことが期待できそうです。
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