クアルコムが次期フラッグシッププロセッサ「Snapdragon 8 Elite 2」から新たに投入する廉価版の実力が明らかになりました。詳細は以下から。
◆廉価版Snapdragon 8 Elite 2の立ち位置が明らかに
未発表スマホやプロセッサなどの事情に詳しいDigital Chat Station(DCS)氏によると、クアルコムが開発中の廉価版Snapdragon 8 Elite 2「SM8845」は初代同様Oryonコアを採用するほか、引き続き2+6の8コア構成を採用するそうです。
なお、気になる処理能力は「Snapdragon 8 Eliteよりやや下」とのことで、1世代ほど差があることになります。
◆処理能力よりも安定性に注目すべきプロセッサか
Snapdragon 8 EliteとElite 2の間くらいの処理能力になるかと思いきや、初代に満たない見通しの廉価版Snapdragon 8 Elite 2。
あくまで開発版であるため今後の展開に注目する必要がある一方、押さえておきたいのが「Snapdragon 8 Elite 2は廉価版ともどもTSMC最新のN3Pプロセスで製造される」という点。
つまり廉価版は1世代前のパフォーマンスでありながら最先端のエネルギー効率を実現しており、消費電力や発熱の低さといった面で初代を上回るわけです。
言うなれば最先端プロセスでリファインされたSnapdragon 8 Eliteに近いものとなるわけですが、どのようなモデルに採用されるのでしょうか。
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