【解説】Xiaomiが独自プロセッサ「XRING 01」ついに実用化、一体何がすごいのか


かねてから報じられてきた独自開発プロセッサを、ついにXiaomiが発表しました。

クアルコムやMediaTek、Samsung、Appleなどの強豪が居並ぶ中で新規参入することは、一体何がすごいのでしょうか。詳細は以下から。

◆「XRING 01」満を持して発表、搭載スマホまもなく発売へ
XiaomiのCEO、雷軍氏によると、同社は新たに「XRING 01(玄戒O1)」の実用化にこぎ着けたそうです。

「Xiaomi 15S Pro」とみられる搭載スマホは5月末にも発売されるとのこと。発表早々、その実力がお披露目されることになります。

◆『設計できたこと』自体が中国の半導体産業に大きなインパクト
詳細は明かされていないものの、Arm Cortex-X925(3.2GHz)×1、A725(2.6GHz)×3、A520(2.0GHz)×4の8コアCPUと、「PowerVR」でおなじみImagination Technologies製のGPUで構成されると報じられてきたXRING 01。

処理能力はSnapdragon 8 Gen 2とGen 3の間でTSMCの4nmプロセス「N4P」で製造される見通しとされているため、特に真新しさを感じるほどの性能ではない……と感じる人も多いかもしれません。

しかしXRING 01の特筆すべき点は『中国メーカーが5nm以下の先端プロセスに適合したプロセッサを設計できるようになったこと』そのもの。現時点ではHuaweiすら成し遂げられていません。

中国が5nm以下のプロセスで半導体を製造できるようになった場合、XiaomiはTSMCやSamsungなどに頼ることなく国内でプロセッサを調達できるようになると考えると、どれだけえげつないのかが分かりやすいXRING 01の製品化。

Huaweiのようにハードウェアとソフトウェアを最適化すれば快適なレスポンスも実現できるため、Xiaomiのスマホやタブレット事業に与えるインパクトはかなりのものではないでしょうか。

 

・関連記事
【朗報】格安スマホに「Snapdragon 8 Elite」搭載へ、廉価版8 Elite 2も登場で低価格機が次世代の性能に | Buzzap!

Pixel 10「Tensor G5」高性能GPU搭載に、レイトレーシング対応で『ゲームに弱い』汚名ついに挽回 | Buzzap!

Xiaomi「3万円台の超格安ドラム式洗濯乾燥機」発売中、12kgの大容量で10年保証も付いた圧倒的なコストパフォーマンスに | Buzzap!

Xiaomi「1万円台の冷蔵庫」発売、大容量の冷凍室を備えて掃除しやすい静音極薄モデルに | Buzzap!

【解説】Xiaomiが独自プロセッサ「XRING 01」ついに実用化、一体何がすごいのか
フォローして最新情報を手に入れよう

モバイルに関連した楽天商品[PR]