Pixel 6a発火事故で「バッテリー削減アップデート」配信へ、充電速度も引き下げでPixel 7aなどに拡大する可能性も


型落ちとはいえサポート期間が2027年延長されたこともあり、まだまだ現役で使っているユーザーも多いと思われる「Pixel 6a」に、使い勝手が大きく変わってしまうアップデートが配信されるようです。

さらに、対象が後続機種にまで拡大する恐れもあります。詳細は以下から。

◆Pixelにまたもやマイナスアップデート
老舗モバイル系メディア「9to5Google」の報道によると、「Pixel 6a」にバッテリー容量と充電速度を削減するソフトウェアアップデートが配信されるそうです。

これは「Android 16(ベータ版)」での仕様を確認した9to5Googleが、Googleに直接確認したことで明らかになったもの。

アップデートの理由はPixel 6aの過熱リスクを軽減するためで、充電サイクルが400回に達した対象端末は「バッテリー管理機能」が作動し、強制的に使用可能なバッテリー電圧と充電速度が減少するとのことです。

どの程度減少するかは現時点で不明ですが、すべてのPixel 6aが対象になるわけではなく、『影響を受ける端末のユーザーには来月連絡を行う』とされています。

◆対象はPixel 6aにとどまらなくなる可能性
今年に入って発火の報告が相次いでいるPixel 6aに、ユーザーの利便性を犠牲にしつつも対抗策を打ち出した形になるGoogle。

そしてここで思い出したいのが、今年頭に「Pixel 4a」に対して同様のアップデートが配信された点。

Pixel 4aの場合は「Lishen (LSN)」社が製造したバッテリーセルを搭載するモデルのみバッテリー容量と充電速度が制限されていたため、今回も同様の措置が取られたと考えるのが妥当です。

また、Pixel 7aもバッテリー膨張などの問題をGoogleが認識していることから、今後対象機種がさらに拡大される可能性もありえるわけです。

なお、『対象端末のユーザーには問題解決に必要なすべての情報を提示する』とのことから、Pixel 4aと同様に一部の国では無償のバッテリー交換、対象に含まれない国では返金ないしクーポンコードが提供されるものと思われます。

 

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