FCNT「arrows Alpha」「らくらくホン」発表会まとめ、ハイエンドスマホやガラケー新機種で反転攻勢へ

FCNT「arrows Alpha」「らくらくホン」発表会まとめ、ハイエンドスマホやガラケー新機種で反転攻勢へ
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Lenovo傘下となって久しいものの、エントリーモデル中心へとラインナップを大きく縮小していたFCNT(元富士通の携帯電話部門)が、かつてを思い起こさせるような製品たちを発表しました。詳細は以下から。

◆新機種は2モデル、ついに攻めの姿勢に回帰へ
発表されたのは以下。5年ぶりのarrows最上位モデルや実に6年ぶりとなるシニア向けフィーチャーフォンなど、攻めの姿勢を見せています。

・arrows最上位モデルの「arrows Alpha F-51F」
・arrows最上位SIMフリーモデル「arrows Alpha」
・らくらくホン最新機種「F-41F」

◆速報記事
「arrows Alpha」速攻レビュー、高画質カメラや144Hz有機EL、低発熱、5年使える電池に立体音響など全部入りの高耐久な8万円台のハイエンドに | Buzzap!

「ウルトラハイエンドarrows」発売をFCNTが検討中、実現すればarrows 5G以来に | Buzzap!

◆発表会の様子
まずは今年副社長から代表取締役社長に就任した桑山泰明氏から挨拶。

2023年に民事再生法を適用しLenovo傘下に入ったものの、30年以上日本人に向き合った製品を作り続けた実績があり、1000万ものユーザーを獲得しているというFCNT。

企業理念として『「やさしいテクノロジー」で、すべての人に未来を。』を掲げ、情報社会に誰ひとり取り残されない未来を目指します。

らくらくホンのメイン顧客となるシニア向けはもちろん、昨年はスマホに世界で初めて自律神経の測定機能を搭載し、エコマークも取得するなど企業理念に則った活動も。

去年発売の「arrows We2/We2 Plus」や「新型らくらくスマートフォン」は好評で、出荷台数も2023年時からV字回復に向かっています。

今回発表される新機種のテーマは『革新と伝統』。



◆質疑応答
日刊工業新聞:
8万円以下に抑えられた理由は?Lenovoと協業のメリットはあったのか。

FCNT:
今回の機種に限らず、グローバルとローカルのバランスを追求するためにグローバルのリソースを活用している。AIも含めて形にできたところ。

フリー石野:
ハイエンドの定義について。Dimensity 8350はミッドハイに含まれると思うが、何をもってハイエンドと銘打ったのか。arrows AIのロードマップはmoto AIに近いような気がするが、基盤は同じ?

FCNT:
クアルコムさんの8 Elite、Dimensity 9400シリーズよりは1ランク落ちるが、超高速で瞬間的にパフォーマンスを体感できるF1のような性能より、快適さが持続するという観点で今回のプロセッサを選んでいる。

カメラやストレージなど部品選定を重視しており、10万円以内というコンセプトの中で「ハイエンド品質」として訴求している。AIについてはベース部分を活用しながら、FCNT独自の機能を入れ込んだものとして提供していく。

ケータイWatch関口:
バリエーションとして大画面などを出す予定は?

FCNT:
現時点でFCNTがハイエンドをやる勝算について厳しい声がある。マーケットを見た上で今はこういった形になっているが、ウルトラハイエンドについては提供していく可能性はある。

 

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