2000万票以上のユーザー投票により毎年行われているスマホカメラのブラインドテストの結果が明らかになっています。詳細は以下から。
海外メディアの報道によると、2023年に発売されたスマホの中で一番良いカメラを決めるブラインドテストで、1位が「Pixel 7a」、2位が「Pixel 8 Pro」、3位が「Pixel Fold」という結果になったそうです。
これは海外のYouTuber、Marques Brownlee氏のチャンネルで行われたもの。スマホで撮影された写真を機種名を隠したままユーザーに2枚ずつ見せ、より良いと思った方を選んでもらうという方式です。
テストは「標準」「夜間(低照度)」「ポートレートモード」の3部門に分かれて行われ、それらの評価を総合してランク付けされます。
その結果、比較された20機種における総合順位は以下の通り。なお太文字になっているのが日本で発売されている機種です。
1位:Pixel 7a
2位:Pixel 8 Pro
3位:Pixel Fold
4位:OnePlus Open
5位:Galaxy S23
6位:Galaxy Z Flip5
7位:iPhone 15 Pro
8位:Vivo X90 Pro
9位:Galaxy Z Fold5
10位:Motorola razr+
11位:OnePlus 11
12位:ROG Phone 7
13位:Zenfone 10
14位:Oppo Find X6 Pro
15位:iPhone 15
16位:Galaxy S23 Ultra
17位:Fairphone 5
18位:Nothing Phone (2)
19位:Xiaomi 13 Ultra
20位:Xperia 1 V
「標準」部門の撮影では、1位にPixel 7a、2位にPixel Fold、3位に同じく折りたたみスマホのOnePlus Openが続きました。また、最下位は意外にもiPhone 15で、普通に撮影しただけで非常に暗くなってしまったとのこと。
部屋の中の照明のほかに窓から外の光が入ってきており、スマホカメラのダイナミックレンジの広さがカギに。明るすぎず暗すぎない写真が選ばれる傾向にあったとしています。
「夜間」部門の1位はiPhone 15 Pro、2位がPixel 8 Pro、3位がPixel 7aでした。この部門でも不自然に明るい写真よりは、夜相応の暗さが出ている写真が選ばれたそうです。
「ポートレート」モードでの撮影は1位がPixel 8 Pro、2位がGalaxy Z Fold5、3位はiPhone 15 Proとなりました。
なお、このモードで最も評価が低かったのはソニーの「Xperia 1 V」。何度撮り直しても明るすぎる写真になってしまい上手くいかなかったほか、去年のテストに続いてどの部門でも低評価となり、全体評価でも残念ながら最下位でした。
さらに、写真同士を比較した時の勝敗によってレート(相対的な評価指標)を割り出し、それを本体価格で割ってコストパフォーマンスが高いスマホを算出する「コスパレーティング」も発表。
ここでもPixel 7aが1位になったほか、Nothing Phone (2)が2位に。最下位は本体価格24万9700円の「Galaxy Z Fold5」でした。
なお、全体的に明るすぎたり暗すぎたりする写真は順位が低くなり、ピントやボケなどが適切なものがユーザーに「良い写真」と判断される傾向にあったとしています。
撮影速度やUI、ファイル形式や編集のしやすさなど「良いカメラ」と評する基準は用途や目的によって変わるうえに、ズーム性能なども考慮されていないため、あくまで指標の1つと捉えるのがいいかもしれません。
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