初めて3nmプロセスを採用して開発が進められたものの、良品率が20%を割り込んだと報じられていたSamsungの「Exynos 2500」プロセッサ。
「Galaxy S25」への搭載が間に合わずお蔵入りになる可能性まで考えられていましたが、なんとか最悪の事態は回避出来ているようです。詳細は以下から。
Samsung公式のNewsroomによると、同社は『フラッグシップ製品』への安定供給を目指しExynos 2500生産に注力するそうです。
製品の名前こそ明かされていないものの、時期的にGalaxy S25を指していると考えるのが妥当と思われます。
これによりGalaxy S25シリーズはExynos 2500ないし「Snapdragon 8 Gen 4」搭載……になるはずですが、気がかりなのが前者の歩留まりと後者の価格。
「Exynos 2500の生産が追いつかない」「Snapdragon 8 Gen 4が高すぎる」といった理由で「Dimensity 9400」も採用され、機種と販売地域によってプロセッサがバラバラになる可能性も十分考えられます。
なお、Samsungは最先端プロセスでの事業拡大と、電力効率を上げる「GAA(ゲートオールアラウンド)」技術の本格導入を通じて、Galaxy S24がヒットして好調な今年の市場成長率を上回る増収を期待しているとのことです。
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