・シャープが経営危機で身売りせざるを得なくなった原因
・鴻海傘下になってなお、経営危機以来の最終赤字を生み出す
・同業他社による買収の声すらかからない
そんなエピソードで知られる堺工場の行く末がついに決定しました。詳細は以下の通り。
(PDFファイル)シャープとKDDIが連名で発表したプレスリリースによると、両社は本日シャープ堺工場跡地にAIデータセンターを構築することで合意したそうです。
KDDIは堺工場跡地の土地や建物、電源設備などを譲り受けて2024年度中にAIデータセンターへの転換工事に着工し、2025年度中の本格稼働を目指すとのこと。
シャープはデータセンターの構築に協力するほか、今回の売却によるアセットライト化(生産設備などの保有資産を減らし、ランニングコストを削減する経営手法)によって、ブランド事業を中心とした事業構造を確立していくとしています。
なお、両社と共にデータセンター構築に向けて協議していたSuper Micro Computerやデータセクションは、引き続きAIデ
ータセンターの構築および運用に向けて連携する方針。
かつて世界を席巻した日本の液晶を象徴する存在だったシャープの堺工場が、最先端技術を用いた社会インフラへと生まれ変わるわけですが、はたしてその先にどのような革新が生まれるのでしょうか。
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