最先端半導体製造において長らく2番手に甘んじていたSamsungが、ついにTSMCを超える時が来るかもしれません。詳細は以下から。
◆Galaxy S26、2nm製造の自社プロセッサ「Exynos 2600」搭載へ
韓国メディア「NewsPim」の報道によると、Galaxy S26は「Snapdragon 8 Elite 2」と「Exynos 2600」の2モデル展開になるそうです。
Galaxy S26はGalaxy S24などと同様に北米、韓国、中国、日本といった主要市場はSnapdragon版、EUなどではExynos版が販売されるとのこと。
ただし、最上位モデルの「Galaxy S26 Ultra」のみ、すべてSnapdragon搭載モデルになるとみられています。
◆Snapdragonも「Galaxyだけサムスン製造版」になる可能性
Samsungが2nmプロセスで製造するEynos 2600と異なり、TSMCの3nmプロセスで製造される見込みのSnapdragon 8 Elite 2。
しかし、Snapdragon 8 Elite 2はTSMCの3nmとSamsungの2nmプロセスの2通りで製造する方向で調整されているという情報があり、事実なら後者は「Snapdragon 8 Elite 2 for Galaxy」になると考えるのが妥当です。
つまり、Galaxy S26は全モデルにSamsungが2nmプロセスで製造するプロセッサが搭載される可能性が高いわけです。
iPhone 17 Proに搭載予定の「A19 Pro」も3nmで作られる見込みのため、計画通りに進めば世界で初めて、かつTSMCに先駆けて2nmプロセスの実用化に成功することになるSamsung。
歩留まりが低すぎたSnapdragon 8 Gen 1、昨年度時点で製品化に至らなかったExynos 2500と失敗続きでしたが、雪辱を晴らし世界一への足がかりにすることはできるのでしょうか。
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