まもなく発売のPixel 10でプロセッサの製造元がSamsungからTSMCへ変わることが報じられてきましたが、興味深い続報が舞い込んできました。詳細は以下から。
台湾メディア「DIGITIMES」の報道によると、GoogleはTSMCと今後3~5年にわたって提携関係を続けるそうです。
具体的にはTSMC製のTensorプロセッサが少なくともPixel 14まで搭載されるとのこと。つまりPixel 6からタッグを組んでいたSamsungの3nm、2nmプロセスでプロセッサが製造される可能性は当面ゼロとなります。
最新AIを用いた便利な機能を楽しむことができる一方、Snapdragon 8シリーズを搭載したスマホと比べて処理能力が低く、発熱面での問題も抱えていたPixelシリーズ。
しかしエネルギー効率に優れ、歩留まりも高いTSMCの半導体製造プロセスを用いることで従来よりコストを抑えつつ低発熱、高性能なスマホへと進化できるわけです。
なお、GoogleはPixelシリーズのGPUを強化すべく、iPhoneやiPad、PS Vita、ZenFone 2、ガラケーなどのGPU「PowerVR」を手がけてきたImagination Technologiesとも提携しています。
Pixel 10はレイトレーシングに対応する見込みのため、今までのような『ゲームに弱い』という汚名も挽回できそうです。
なお、一つだけ気になるのが「TSMCに乗り換えたことでどれだけ製造コストが上がるのか」という点。
すでにPixelシリーズはiPhoneより高価なだけに、まもなく登場するPixel 10の価格設定が気になるところです。
Pixel 9:12万8900円
iPhone 16:12万4800円
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