リチウムイオンに代わる新たな素材を用いた電池をソニーがスマホなどに向けて投入することが明らかになりました。詳細は以下から。
日本経済新聞社の報道によると、ソニーはスマートフォンなどの動作時間を現在の1.4倍に延ばせる新型電池を2020年に市場投入するそうです。
これは電池の正極にコバルト酸リチウムではなく、硫黄化合物を採用したもので、さらなる電池の大容量化を実現できるもので、今まで硫黄化合物を用いた電池で問題となっていた繰り返し充電による性能低下を克服したとのこと。
なお、新たな電池が製品化されれば、大容量化だけでなく、今までのものと容量を変えずにバッテリーを小型化することも可能に。つまり本体サイズの小型化が求められるウェアラブル端末などについても、いっそうコンパクトにできるわけです。
ちなみに携帯機器向けなどの小型電池市場でのソニーのシェアは8%程度。シェア2割程度のサムスンやLG、パナソニックがしのぎを削る中、新型電池でソニーがどれだけ巻き返せるのかに注目が集まりそうです。
ソニー、スマホ動作時間1.4倍に 20年に新型電池投入 :日本経済新聞
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