ツイッターに蔓延する罵倒やいじめ、嫌がらせといった行為を抑制するための対策が行われました。詳細は以下から。
これまである一定以上の期間ツイッターを使ってきた人の中で、罵倒や嫌がらせなどの攻撃を受けたことのない人はいないのではないでしょうか?ツイッターでは日常茶飯事と言っても過言ではないレベルで多くのハラスメントが横行しており、その中にはデマやヘイトに塗れた悪質な誹謗中傷も少なからず混じっています。
これまでも多くのユーザーから改善の声が上がっており、身売りの買い手が付かない大きな理由でもあったため、少しずつツイッター社も対策を行ってきましたが、この度3つの大きな対策を行ったことが公表されました。
これらは「罵倒や嫌がらせを受けたり、自由な発言がしにくくなってしまうケース」に対応するためのものであるとされています。いったいどういったものなのでしょうか?
より安心してご利用いただくために(現在の状況) _ Twitter Blogs
・嫌がらせアカウント作成の抑止
問題行為によってアカウントを永久的に停止されたユーザーが、別のアカウントを作成することを阻止するための識別ができるようにします。いくら凍結させても瞬時に捨てアカウントを作って粘着し、罵倒や嫌がらせを繰り返すという常軌を逸したユーザーをツイッターから永久に閉め出すことが可能になります。
・セーフサーチ
検索結果からセンシティブなコンテンツやブロック済のアカウントからのツイートを外す「セーフサーチ」を開始します。普通の検索結果からはそれらのツイートは省かれますが、街灯ツイートを探したい場合には表示できるオプションも選択可能。
・嫌がらせと思われるツイートや質の低いツイートへの対処
いやがらせと思われる返信、関連性の低い返信など、まとめて「クソリプ」と呼ばれる返信ツイートを識別して表示を抑制し、関連度の高い会話をより目に付くところに表示することにも着手しているとのこと。
どのようなアルゴリズムで識別を行い、選別していくのかは明らかにされていません。明確な差別語や罵倒語の使用、画像のみ、一言リプなどが考えられますが、どのような結果になるのでしょうか?この機能は数週間以内に順次提供開始とのこと。
さて、どこまで信頼回復に繋げられるでしょうか?
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