フレディ・マーキュリーの恋人となり、その後も生涯の友人であったメアリー・オースティンとの貴重な写真の数々です。
映画「ボヘミアン・ラブソディ」の公開を迎え、世界的なバンド「クイーン」のヴォーカリストであるフレディ・マーキュリーが最後の恋人ジム・ハットンとの過ごした日々の記事が再び読まれていますが、フレディが誰よりも愛し、生涯の友としたのはメアリー・オースティンという女性でした。
フレディとメアリーが出会ったのは24歳の頃。メアリーはまだ19歳でBibaというブティックの店員をしていました。クイーンのギタリストであるブライアン・メイを介し、ふたりはつきあうようになります。
それから数年間、ふたりはウェスト・ケンジントンで幸せな同棲生活を送っていましたが、70年代半ばにフレディがElektra Records役員のアメリカ人男性と関係を持ち始め、1976年にメアリーに自らのセクシャリティについてカムアウトしたことから恋愛関係に終止符が打たれます。
しかしふたりの関係はこれで終わることはなく、フレディはメアリーに近所の部屋を買い与え、親友としての付き合いを続けました。
1985年のインタビューでフレディは「私の恋人たちはみんなどうしてメアリーの代わりになれないのかと尋ねるんだが、それは単純に不可能なんだ。メアリーは私のたったひとりの親友で、他の誰も求めていないんだ。私にとって彼女は事実上の妻なんだ。私たちは互いに信頼し合っていて、私にはそれで十分なんだ」と語っています。
オースティンは後に結婚して2児を設けていますが、フレディがAIDSを煩った際には看病もしていました。フレディの死後、彼の財産の多くはジム・ハットンではなくメアリーが管理することになりました。
フレディは遺書で「もし何かが違っていたら、君は僕の妻になっていた人だった。だからどのみちこれらは君のものだ」と記しています。
セクシャリティ以前に性的にはかなり奔放であったというエピソードが山盛りのフレディだったからこそ、恋愛や性愛を超えたメアリーとの繋がりは唯一無二の関係だったと言えるのかも知れません。
彼らふたりの表情から、その片鱗を読み取ることができるでしょうか?
ということで、予習は完璧でしょうか?
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