「曲がるディスプレイ」がついに肌に貼れる程の超薄型になりました。詳細は以下から。
中国の南京大学の研究チームがタトゥーシールのように薄くて曲げられ、肌に直接貼り付けることのできるディスプレイを開発しています。スマートウォッチも遠からず過去のものになるかもしれません。
革命的なマンマシンインタフェースとして公開された「ACEL(alternating-current electroluminescent)」は発光微粒子で作られたエレクトロルミネセンス性の層を2つの柔軟な銀製のナノワイヤー電極でサンドイッチ状に挟んだもの。
柔軟なポリマーに内蔵されたセラミック・ナノ粒子によってこれまでの同種のディスプレイに比べて極めて高い明度を達成し、明るい部屋の中でも視認可能となっています。
加えてACELは極めて低い電圧で明るく発光し、余分な廃熱がほとんど出ないため、最大でも45度以上の高温にはならないため、安全に皮膚に貼り付けて使用する事ができます。
このプロジェクトのDesheng Kong教授は「表皮センサーと呼ばれるものでは心拍数や血圧、血中酸素濃度やグルコース値などを継続的にモニターできますが、このディスプレイを用いればそうした値を視覚的に表示できます。これらの値はアスリートのトレーニングや生物医学の分野で極めて重要です」と述べています。
研究者らはデモンストレーション用に皮膚に貼り付けられるストップウォッチを開発。数字が極めてはっきりと読み取れる上に、電圧も極めて低く抑えられています。
このままいけば全身タイツ状のディスプレイなども開発されそうですが、実用からエンタテインメントまで、幅広い応用が期待できそうです。
売り上げランキング: 35,784
・関連記事
人工皮膚のスマホケース「Skin-On」誕生、タッチセンサー内蔵で撫でたりつねって操作も可能 | BUZZAP!(バザップ!)
重労働を格安でアシストする「マッスルスーツ Every」がビックカメラ全店で発売、電源不要で野外でも活躍 | BUZZAP!(バザップ!)
植物と意思疎通しながら育てられるスマート植木鉢「Lua」 | BUZZAP!(バザップ!)
男性器に装着するWi-Fi対応ライブストリーミングカメラ「CockCam」爆誕 | BUZZAP!(バザップ!)